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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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ノーベル化学賞とレイジに共通するものは何?

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今年のノーベル化学賞受賞者3人の中に

キャロライン・ベルトッツィという

アメリカのスタンフォード大学の女性教授がいる。

 

 

受賞の理由は「分子を効率的に結合させる化学反応

『クリックケミストリー』と生体直交化学の発展への貢献」で

ベルトッツィ氏は特に「生体直交型反応」の研究に成果を上げた。

3人の研究はがんの治療薬の開発などにも貢献している、という。

・・・まったくわからない。

 

いつもなら興味もないこの手のニュースに食いついた理由は

このキャロライン・ベルトッツィという化学生物学者が

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストのトム・モレノ

大学が同窓でしかも同じバンドのメンバーだったと知ったことだ。

 

大学はハーバード大学、バンドは「Bored Of Education」

そのバンドでトム・モレノはギター、ベルトッツィ氏はキーボードを担当し

1986年の「The Ivy League Battle of the Bands」で優勝したそうだ。

 

しかし、なんというマッチング。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはトム・モレノの政治的な発言と

ラップとヘヴィメタルを融合させ「レッド・ツェッペリンと

パブリック・エナミーの融合」と言われるサウンドで知られるバンド。

 

 

トム・モレロの父は元ケニアの過激派組織マウマウ団のメンバーで

後のケニア国連代表、母は社会運動家という筋金入りの家庭に育ち、

ハーバード大学政治学部卒業1991年にレイジを結成した。

「音楽は100%政治的だ。音楽は現状維持か打破かのどちらかしかない。

だからすべてのアーティストは政治的だ」なんて発言もしているし

ザ・クラッシュのアルバム「ロンドン・コーリング」が大好きという話は

前に書いた。

「トム・モレロ『ロンドン・コーリング愛』を語った」

 

https://ameblo.jp/nihonyogaku/entry-12671397124.html

 

そんなトム・モレロと今回のノーベル化学賞の 

キャロライン・ベルトッツィ教授が

一体何に共感して学生時代に同じバンドをやっていたのか想像もできない。

しかも大学は天下のハーバードだ。

 

 

トム・モレノがインスタグラムで今回彼女に「おめでとう」と書いているが

教授がそれにどんな反応をしているのか検索した限りでは見つからない。


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