シンコーミュージックを主に活動してきたカメラマン
浅沼ワタルさんの写真集が発売になり、それに合わせ写真展が始まった。
★写真集「The Golden Years of British Rock」
10月5日発売、3960円
掲載アーティスト
ポール・マッカートニー / ザ・ローリング・ストーンズ / レッド・ツェッペリン /
ザ・フー / ザ・キンクス / クイーン / デヴィッド・ボウイ / T.レックス /
ロキシー・ミュージック / ピンク・フロイド / EL&P / イエス / ピーター・ガブリエル /
キング・クリムゾン / エリック・クラプトン / ジェフ・ベック / エルトン・ジョン /
ディープ・パープル / セックス・ピストルズ / ザ・クラッシュ / ザ・ジャム /
ザ・ストラングラーズ / ジャパン / U2 / デュラン・デュラン / ザ・ポリス / ケイト・ブッシュ
★写真展「浅沼ワタル写真展~The Golden Years of British Rock」
入場無料
10月1日~30日 東京会場「ジュンク堂書店池袋本店9階ギャラリースペース」
11月19日~1月9日 大阪会場「紀伊国屋書店グランフロント大阪店」
https://www.musiclifeclub.com/
「ミュージックライフ」のカメラマンは長谷部宏さんが有名だが
海外の現地取材の場合、NYにはデビッド・タンさんが、ロンドンには浅沼ワタルさんがいた。
70~80年代のブリティッシュ・ロック黄金期は
クイーンの密着取材やジャパン、デュラン・デュランなど
ワタルさんの手による多くのアーティスト写真が毎月ミュージックライフに掲載されていた。
又、エリック・クラプトンのアルバム「スローハンド」(1977年)のジャケットの
撮影者としても知られる。
写真展には行かれない私だが、A4判で224ページと
分厚く重量感のある写真集はしっかり手にしてじっくり味わった。
300点近い写真はポールやミック・ジャガー、ボウイ、クラプトン、
ツェッペリン、クイーンなどのライブもいいけれど、
ジャパンやデュランデュラン、クラッシュなんかの、特にオフステージが良い。
この雰囲気になれるカメラマンというかフォトグラファーは少ない。
「懐に入り込む人懐こさ」が浅沼ワタルさんの強みだったと思う。
私個人の記憶としてはワタルさんはいつもKAZ宇都宮さんと一緒だった。
ただこの写真集で初めて見るクラッシュの写真があるわりに
クラッシュの現場でワタルさんと会うことはなかった、と思う。
2年半前にクラッシュのイベントがあって、
そこでワタルさんに会ったのが30年ぶりだと書いた。
「クラッシュファンだけしかいない夜」
https://ameblo.jp/nihonyogaku/
その時の写真。右から2人目がワタルさん。
確か年齢はワタルさんの方が1~2才上だったような気がする。
Golden Yearsを通過してお互いにいい歳になった。
ところで写真集の中で私が一番気に入ったのはこれだ。
伝説のシド&ナンシー
この写真の2ヶ月後にナンシーが、
さらにその4ヶ月後にシドがニューヨークで亡くなっている。