Quantcast
Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

「PUFFY」25周年の朝に

$
0
0

朝寝坊してTVをつけたらフジテレビ「ボクらの時代」に

PUFFYの2人と藤井隆が出ていた。

PUFFYはデビュー25周年になるという。

 

https://www.fujitv-view.jp/article/post-392842/

 

吉村由美と大貫亜美に出会ったのは1993年だった。

吉村由美「ちょっとそこまでオーディション」

ここは(歌の審査のない歌手オーディション)が売りだった。

吉村由美以外には、予選で落ちていた篠原ともえが出ている。

 

大貫亜美は同年の大型オーディション「SMEオーディション」

同期に平井堅がいた。

そのへんのことは5年前にここに書いている。

https://ameblo.jp/nihonyogaku/entry-12147621538.html

 

亜美由美ともに同じ事務所(SMA)に決まりながらもレーベルは別々で、

それぞれにソロ・デビューの可能性を探りながら

チャンスがなかなか見つからない中、

すっかり仲良くなっている2人をこの際組ませちゃえば?と

ある意味、事務所の乱暴な思いつきでPUFFYは生まれた。

もちろんそこには奥田民生という天才との邂逅があるわけで、

TKのように自分の型に整えるプロデュースではなくて、

天然素材の味を開花させる民生のプロデュースが

PUFFYの場合はズバリはまったのだと思う。

もしあの奇跡の出会い無かりせば、亜美・由美は

ソロでのシングル1~2枚で消えていたのではないかと本気で思う。

 

ちなみにこの1993年は

「CMJ Music Contest」のオーディションからスーパージャンキーモンキーが出て、

古内東子とJudy and Maryがプロデビューした年だ。

またもう一つ付け加えるなら1991年のアジア8ヶ国オーディション

「Voice of Asia」の優勝者マリベスも1993年にデビューしている。

(きっと誰も知らないか或いは忘れられているだろうな~)

 

いずれにせよ、この1990年代のSD時代は私のサラリーマン生活の黄金期。

日本中のライブハウス巡りをし、

毎日届くダンボールいっぱいのデモテープを聴き、

年に1~2回莫大な予算のオーディションを行い、

十代のアルバイトさんを含む何10人もの若いスタッフと

あ~でもないこーでもないとアイデア飛ばして楽しく遊んでいるのに

部長分の給料もらっちゃってすみませんと、

そんな気分だった数年間の日々を思い起こさせてくれるのが

このPUFFYを初めとするSD出身の成功した新人アーティストの数々だ。

毎年SDからは次々に新人がレーベルに送り込まれ、それがまた次々にヒットしていた。

新人バブルのような「時代運」が良かった。

 

では当然今日は奇跡のPUFFYデビュー曲

「アジアの純真」(1996年)

 

<Ami Yumi Emiバージョン>

https://www.youtube.com/watch?v=xKOV1y_1ZRs

<ライブ>

https://www.youtube.com/watch?v=PST9e4pq1sY

 

25周年記念のボックスセットが出ているそうなのでその告知も。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Mm72kVG-3I8&t=27s

 

正直に告白すると、

1993年にそれぞれをオーディションで初めて見た時は、

ほぼ方向性が見えているバンドなんかと違って、

将来プロとして活躍するなんて想像すらできなかった。

それだけ自分の眼力のなさとプロデュースの力というものを思い知った。

まさかデビュー25周年で特別商品が出るまでになるなんてなーー。

 

デビュー30周年もPUFFYが自由な脱力派でいてくれることを願いたい。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>