昨日は今週末の準備で日がな一日、
洋楽、GS、青春歌謡から離れ、和製ポップスの選曲をしていた。
とりわけ東芝時代の弘田三枝子の代表曲を4曲選ぶという作業に集
アルバム「ミコちゃんのヒット・キット・パレード」
40曲入りなので全曲を通して聴くだけでも1時間40分かかる。
まずそれを2回やる。
こんなことは相当好きで暇じゃなきゃ、できない。
「ヴァケイション」は入れたくないので外して取り掛かり、
わりと早めに12曲はリストアップできた。
「子供ぢゃないの」「悲しき片想い」「すてきな16才」
「カモン・ダンス」「かっこいいツイスト」「シェーナ・
「想い出の冬休み」「渚のデート」「悲しきハート」
「月影のレナート」「ティーンエイジ・クレオパトラ」「
アップテンポとバラード系のバランスを考えつつ聴き直し
「子供ぢゃないの」「カモン・ダンス」
「かっこいいツイスト」「シェーナ・シェーナ」
「月影のレナート」「悲しき片想い」
「渚のデイト」「悲しきハート」と、ここまでで8曲。
初期の代表曲の一番手とも言える「渚のデイト」を最初に決め、
デビュー曲「子供ぢゃないの」をあえて外し、B面の「
キャッチフレーズの<ダイナマイト娘>
「カモン・ダンス」を決め、
「かっこいいツイスト」と「シェーナ・シェーナ」を天秤にかけ、
「朝のホームで電車乗るにもツイスト♬」の歌詞は捨てがたいが
「シェーナ・シェーナ」にした。
ここで既に4曲だが「渚のデイト」の対局にあって秀逸な訳詞が展開する
「月影のレナート」をサブに選んだ。
結果これが私の弘田三枝子ベスト5。
*カモン・ダンス
*シェーナシェーナ
*悲しき片想い
*渚のデイト
*月影のレナート
昨年7月に亡くなった弘田三枝子の熱烈なファンは
有名どころの大滝詠一、山下達郎、竹内まりや以外にも多い。
桑田佳祐が書いた「チャコの海岸物語」の「ミーコ」は
弘田三枝子のことだと言われているし、
「MICO」なんて曲ではモロに昔の弘田三枝子を歌っている。
「あれは20年前のこと ミエコという名でデビュー
人形の家に住まう前はジャパニーズ・ダイアナ・ロス♬」
全部の歌詞がここで見られる↓読むだけで共感できるはずだ。
https://southernallstars.jp/
と、ここで今日の主題の「おでこにキッス」という曲について。
この曲はアルバム収録だけでシングルカットされていない。
原題もわからず、オリジナルの歌手が誰だったのかもわからない。
https://www.youtube.com/watch?
作家クレジットはこうなっている。
作詞;永六輔、作曲;ノリー・パラマー、ノーマン・ニューウェル
弘田三枝子が歌うその「おでこにキッス」にそっくりな
不二家「ルックチョコレート」のCMソング
「ルックチョコレートの歌」がある。
https://www.youtube.com/watch?
こちらのクレジットは、作詞;永六輔、作編曲;
さて、この2曲の関係が私には謎だ。
(同じ曲じゃん!)
(中村八大の作曲なんじゃないの?)
(ノリー・パラマー、ノーマン・ニューウェルって偽名じゃないの?)
と調べたら、2人ともイギリス人で実在していた。
作曲家というより作詞やアレンジ、
クリフ・リチャードやシャドウズ、
また、ヘレン・シャピロの「涙がいっぱい(Cry My Heart Out)」(1962年)には
しっかりソングライターとして2人のクレジットが並んでいるし、
こちらの曲は弘田三枝子がシングルのB面だが発売している。
CMソングの方は、作編曲;中村八大とあるから
単なる作家クレジットの記入ミスなのか。
「おでこにキッス」と「ルックチョコレートの歌」の関係が
わからない。
重箱の隅をつついているような話ではあるが、
「ルックチョコレートのCMが子供心に好きで
ルックチョコレートを買っていたもので。
どなたか知ってる人がいたら教えて欲しい。
「渚のデイト」弘田三枝子(1963年)
デビューして2年、とてもこれが16才の歌とは思えない。
オリジナルはコニー・フランシス