50才以上のギター好き大人世代をターゲットにした
「ギター・マガジン・レイドバック」のVol.5が昨日発売になった。
https://www.rittor-music.co.
先日の「邦題特集」の取材を受けるまで
昨年創刊したこの音楽誌を私は知らなくて
今回初めて手にした。
発行元はリットーミュージック
1500円+税
サイズは菊倍判というA4より少しだけ大きい感じ、
144ページの半分以上がカラーページと結構豪華。
表紙のアイドル白石聖に
老齢者としてはちょっと違和感を覚えたが
インタビューを読むと彼女は小学生の時からエレキを持っていて
高校時代は軽音楽部でバンド経験があるそうだから、ま、いっか。
内容はギターマガジン卒業生のオヤジを念頭に絞り込んだ編集で
掘り下げた特集記事が多く、どれもこれも読み応えある。
リットーミュージックらしくギターのタブ譜も付いていて
今回はディープ・パープルの「ハイウェイスター」を
『もう一度やり直そう』の企画だ。
そして邦題の特集
だけど今回の一番の特集は
「レイドバック世代が選ぶ20世紀のギター名盤100」だろう。
選考委員の人たちの投票で決まっている。
1位がジェフ・ベック「ギター殺人者の凱旋」(1975年)
2位がヴァン・ヘイレン「炎の導火線」(1978年)
高橋裕二さんと藤倉克己さんの邦題が眩しい。
私の担当したアルバムは100枚中にエアロスミスの「ロックス」
関係したのもジョー・サトリアーニの
「サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン」だけなのが寂しいかも。
で、そんな今日聴くのはそのジョー・サトリアーニの1987年の作品、
この特集の中では93位にランクされているアルバムから
「オールウェイズ・ウィズ・ミー、オールウェイズ・ウィズ・
1988年1月のカンヌのミデム音楽見本市で
契約が浮いていたのを直接契約してその年の5
担当は故・蒔田亜土さん。
https://www.youtube.com/watch?
ここまで書いたら
「これを契約して日本発売まで持っていったのは私だ!」
と自慢話にしておけばいいのだろうが、
前にも一度書いているので正直な話をすると、
コンバットレコードのエクソダスが気に入って
レーベル契約しようとした私に相手の社長が
「アドバンスはもういいからこのレーベルも日本で発売してくれ」
と言ったのがリラティビティ・レコードで
しかもその時に持たされたのがまさにジョー・サトリアーニの
「サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン」だった。
1月の時点ではまだそれほどのチャート・アクションはなく
アメリカでピークを迎えるのは4月30日になる。
それが「20世紀のギター名盤」堂々のランク入りだ。
私の人生はこんな運のいい話ばっかだな。