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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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50才以上の人のためのギター・マガジン、昨日発売

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50才以上のギター好き大人世代をターゲットにした

「ギター・マガジン・レイドバック」のVol.5が昨日発売になった。

 

https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3120217702/

 

先日の「邦題特集」の取材を受けるまで

昨年創刊したこの音楽誌を私は知らなくて

今回初めて手にした。

 

発行元はリットーミュージック

1500円+税  

サイズは菊倍判というA4より少しだけ大きい感じ、

144ページの半分以上がカラーページと結構豪華。

表紙のアイドル白石聖に

老齢者としてはちょっと違和感を覚えたが

インタビューを読むと彼女は小学生の時からエレキを持っていて

高校時代は軽音楽部でバンド経験があるそうだから、ま、いっか。

 

 

内容はギターマガジン卒業生のオヤジを念頭に絞り込んだ編集で

掘り下げた特集記事が多く、どれもこれも読み応えある。

 

 

リットーミュージックらしくギターのタブ譜も付いていて

今回はディープ・パープルの「ハイウェイスター」を

『もう一度やり直そう』の企画だ。

 

そして邦題の特集

 

 

だけど今回の一番の特集は

「レイドバック世代が選ぶ20世紀のギター名盤100」だろう。

選考委員の人たちの投票で決まっている。

 

 

1位がジェフ・ベック「ギター殺人者の凱旋」(1975年)

2位がヴァン・ヘイレン「炎の導火線」(1978年)

 

 

高橋裕二さんと藤倉克己さんの邦題が眩しい。

私の担当したアルバムは100枚中にエアロスミスの「ロックス」のみで

関係したのもジョー・サトリアーニの

「サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン」だけなのが寂しいかも。

 

で、そんな今日聴くのはそのジョー・サトリアーニの1987年の作品、

この特集の中では93位にランクされているアルバムから

「オールウェイズ・ウィズ・ミー、オールウェイズ・ウィズ・ユー」にした。

1988年1月のカンヌのミデム音楽見本市で

契約が浮いていたのを直接契約してその年の5月に発売したものだ。

担当は故・蒔田亜土さん。

 

https://www.youtube.com/watch?v=VI57QHL6ge0&list=PL-jB5ZHdzc1nh2-skSfi7Bm2vpuN-vNIq&index=421

 

ここまで書いたら

「これを契約して日本発売まで持っていったのは私だ!」

と自慢話にしておけばいいのだろうが、

前にも一度書いているので正直な話をすると、

コンバットレコードのエクソダスが気に入って

 

 

レーベル契約しようとした私に相手の社長が

「アドバンスはもういいからこのレーベルも日本で発売してくれ」

と言ったのがリラティビティ・レコードで

しかもその時に持たされたのがまさにジョー・サトリアーニの

「サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン」だった。

1月の時点ではまだそれほどのチャート・アクションはなく

アメリカでピークを迎えるのは4月30日になる。

それが「20世紀のギター名盤」堂々のランク入りだ。

私の人生はこんな運のいい話ばっかだな。

 


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