元ザ・タイガースの岸部四郎死去の報。
先週はマモル・マヌーの訃報がキッカケで
カップスとオックスのことを書いてアルバムを聴き。
「日本ロック紀GS編」なんて本を引っ張り出して読みながら
ジャガーズやダイナマイツやリンド&リンダースを聴いて
(クーッ!)となっていたものだから
岸部四郎死去のニュース速報に本当に驚いた。
今朝になって記事を見比べてみた。
亡くなったのはシローが8月28日、マモルは9月1日。
誕生日はシローが1949年6月7日、
マモルが1949年6月3日とこれも近く、
二人とも団塊の世代最後の年生まれの71才だった。
タイガースからトッポが脱退して
その後釜にシローが入った1969年春、
丸メガネでドノバンの歌を歌うシローは
どこかラブ&ピースの雰囲気を漂わせていて、
それまでの「白馬の王子様」のタイガースのイメージには
そぐわないと少しガッカリした私だったが、
今思えば時代が激しく動いていた年だった。
アメリカではウッドストックが、ロンドンのハイドパークでは
ブラインド・フェイス、ブライアン・
年初にはレッド・ツェッペリンがデビューした。
トッポ脱退の3月にはジョンとヨーコのベッドインがニュースにな
タイガースだっていつまでもこんな格好しているわけには
いかなくなっていたはずだ。
日本では1月に東大安田講堂事件、
新宿ではフォークゲリラで逮捕者が出た。
4月に「ニューミュージック・マガジン」が創刊されている。
タイガースにとって、
というよりGS全体にとって終わりの始まりの年と言える。
大学生の私にとってのザ・タイガースも
1968年の年末の「青い鳥」あたりを最後に
このへんから一気にニューロックに染まっていった。
トッポのいたタイガース最後のシングルは「美しき愛の掟」
シローが参加しての初のシングルは「嘆き」
だから今日はその「嘆き」を聴こう。
と、思ったらyoutubeには見つからなかったので
「青い鳥」(1968年)にする
https://www.youtube.com/watch?
2013年の復活コンサートは武道館に観に行った私なので
シローの姿は見ていない。
ザ・タイガース、動けるうちにもう一度見てみたいと心から思う。
その時のオープニングナンバーは「ドゥー・ユー・ラブ・ミー」
(デイブ・クラーク・ファイブは好きだけど)
「僕のマリー」
今年ジュリー72才、トッポ72才、タロー73才、サリー73才、
ピーは来週で74才になる。