Quantcast
Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

タイガースの岸部シロー

$
0
0

元ザ・タイガースの岸部四郎死去の報。

 

先週はマモル・マヌーの訃報がキッカケで

カップスとオックスのことを書いてアルバムを聴き。

「日本ロック紀GS編」なんて本を引っ張り出して読みながら

ジャガーズやダイナマイツやリンド&リンダースを聴いて

(クーッ!)となっていたものだから

岸部四郎死去のニュース速報に本当に驚いた。

 

今朝になって記事を見比べてみた。

亡くなったのはシローが8月28日、マモルは9月1日。

誕生日はシローが1949年6月7日、

マモルが1949年6月3日とこれも近く、

二人とも団塊の世代最後の年生まれの71才だった。

 

 

タイガースからトッポが脱退して

その後釜にシローが入った1969年春、

丸メガネでドノバンの歌を歌うシローは

どこかラブ&ピースの雰囲気を漂わせていて、

それまでの「白馬の王子様」のタイガースのイメージには

そぐわないと少しガッカリした私だったが、

今思えば時代が激しく動いていた年だった。

 

アメリカではウッドストックが、ロンドンのハイドパークでは

ブラインド・フェイス、ブライアン・ジョーンズ追悼コンサートがあった。

年初にはレッド・ツェッペリンがデビューした。

トッポ脱退の3月にはジョンとヨーコのベッドインがニュースになった。

タイガースだっていつまでもこんな格好しているわけには

いかなくなっていたはずだ。

 

 

日本では1月に東大安田講堂事件、

新宿ではフォークゲリラで逮捕者が出た。

4月に「ニューミュージック・マガジン」が創刊されている。

タイガースにとって、

というよりGS全体にとって終わりの始まりの年と言える。

 

大学生の私にとってのザ・タイガースも

1968年の年末の「青い鳥」あたりを最後に

このへんから一気にニューロックに染まっていった。

 

トッポのいたタイガース最後のシングルは「美しき愛の掟」

シローが参加しての初のシングルは「嘆き」

 

 

 

だから今日はその「嘆き」を聴こう。

と、思ったらyoutubeには見つからなかったので

「青い鳥」(1968年)にする

 

https://www.youtube.com/watch?v=mRWH2rrgi80

 

2013年の復活コンサートは武道館に観に行った私なので

シローの姿は見ていない。

ザ・タイガース、動けるうちにもう一度見てみたいと心から思う。

その時のオープニングナンバーは「ドゥー・ユー・ラブ・ミー」ではなく

(デイブ・クラーク・ファイブは好きだけど)

「僕のマリー」にして欲しい。

 

今年ジュリー72才、トッポ72才、タロー73才、サリー73才、

ピーは来週で74才になる。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>