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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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アル・スチュワート75才~タイタンの妖女

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洋楽業界では昨日のベイ・シティ・ローラーズのアリスタのように

レーベルごと発売元が変わることがよくある。

アリスタはかつてのベル・レコードで、

改名してCBSを離れたのはクライブ・デイビスだ。

 

 

自分が惚れ込んでいたアーティストが

ある日突然海外の事情で他社に移籍してしまい

悔し涙にくれたレコード会社の担当は多かったはずだ。

ローラーズの時の片桐さんの落ち込みも半端じゃなかった。

 

私はそんな体験はあまりないものの

あるとすればアル・スチュワートかもしれない。

アル・スチュワートはCBSからRCAに移籍した。

 

 

ベイ・シティ・ローラーズと同じスコットランド出身の、

一言で言えばフォークってことになるのだろうが

アメリカの一連のその手のアーティストと違って

湿り気のある浪漫派で叙情派で鼻にかかった声と超絶ギターと・・

と書きながら(あれ?これ前にも書いたか)と検索したらあった。

2006年と2016年にも書いて忘れている。ヤバい。

https://ameblo.jp/shachorirekisho/entry-10196759489.html

https://ameblo.jp/nihonyogaku/entry-12158158523.html

 

代表作といえば移籍後すぐの

「イヤー・オブ・ザ・キャット」だろうが

 

 

私はその前の私小説色の濃いCBS時代のアルバムが好きだったので

前任者のヘッケルさんから引き継いで(よし!)と嬉しかった。

が、結果、たった1枚で移籍した。

その1枚が「追憶の館(Modern Times)」(1975年)だから印象深い。

 

 

これも「イヤー・・」と同じアラン・パーソンズのプロデュース。

ヒプノシスのジャケットもいい。

あとで知ったことだがジャケットの女性はデヴィッド・ギルモアの

最初の奥さんのジンジャーだそうだ。

更に、写っている男性はジミー・ペイジだとか、いやいや車が

ジミー・ペイジのものだったんだよとか説があるがどうでもいい。

 

それより私はここで告解したい。

このアルバム中の曲The Sirens of Titan」が

カート・ヴォネガットの小説「タイタンの妖女」であることを知らずに

私は「タイタンの海の精」なんて邦題をつけている。

エアロスミスの「お説教」よりこういう無知が一番恥ずかしい。

穴があったら入りたい。

 

もしアル・スチュワートが移籍せずに

「イヤー・オブ・ザ・キャット」がCBSから出ていたら

私はすぐに知らん顔して邦題を変えていただろうと思う。

 

ではその「タイタンの海の精」ならぬ「タイタンの妖女」を

懺悔の意味で聴こう。

 

https://www.youtube.com/watch?v=UfBU97Y4eeg

 

アルスチュワートの誕生日は9月5日。

先週で75才になった。

 


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