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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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メタルバンドBPMDのデビュー・アルバムを聴いてみた

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BPMDというバンドの6月に発売されたデビュー・アルバム

「American Made」を薦められて聴いてみた。

まずは(なんでみんなこういうデザインにしちゃうの?)

と言いたくなるような昔ながらのジャケットだ。

 

 

1.俺のプーンタン
2.闇夜のヘヴィ・ロック 
3.イーヴル
4.ビア・ドリンカーズ & ヘル・レイザーズ
5.サタデイ・ナイト・スペシャル 
6.吸血鬼
7.D.O.A.
8.ウォーク・アウェイ
9.君が全て
10.アメリカン・バンド

 

わかりますかね、全曲がエアロスミス、カクタス、

ZZトップ、レイナード・スキナード、ヴァン・ヘイレン、

ジェイムス・ギャング、グランド・ファンク他のカバー曲。

 

バンドのメンバーは

Vo...ボビー ”ブリッツ” エルズワース(OVERKILL)

Dr...マイク・ポートノイ(元DREAM THEATER)

Gt...フィル・デンメル(元MACHINE HEAD)

Ba...マーク・メンギー(METAL ALLEGIANCE)

 

という4人のツワモノなので平均年齢はたぶん50代半ば。 

バンド名も名前のBobby "Blitz" Ellsworth、Mike Portnoy、

Mark Menghi、Phil Demmelの頭文字をつないだだけだから  

スーパーグループと言うより、プロジェクトみたいな感じかも。

メンバーの写真を見てもどれが誰なのか私にはわからない。

 

 

聴いた第一印象は1曲目から「うるさい」

(すみません)

サウンドはともかくヴォーカルがうるさい。

ジャンル特有の唱法なんだろうけど

私の記憶にある「あの歌」とは違う。

 

この感想って、はるか昔の世の中の大人たちが

私ら若者が聴いていた音楽を聞いて感じていたのと

同じなのかもしれない。

 

アルバムに収録されている上の曲は当然ながら大体知っているし

担当した日本盤もある。

 

M1はテッド・ニュージェントの「俺のプーンタン」

アルバム「傷だらけの野獣」(1977年)の収録曲

 

 

この邦題もないがこのアルバムにはもっと笑える邦題もある。

「ジャック・ナイフ、ギラリ( A Thousand Knives )」

前任者片桐さんのイメージに寄せた邦題だった。

日本発売日がザ・クラッシュ「白い暴動」と同じで、、

申し訳なかった。

 

M2の「闇夜のヘヴィ・ロック」エロスミス

エアロスミス3枚目のアルバム(1975年)のタイトル曲。

 

 

この邦題もなんと言われようと45年前の話だともう居直る。

アニメの「カウボーイ・ビバップ」のエピソード11にも使われたタイトルだし。

 

 

M6の「吸血鬼」ブルー・オイスタ・カルト

カルト路線からポップ&メロディアスに舵を切って

彼らの代表曲「死神(The Reaper)」を生んだ  

アルバム「タロットの呪い」(1976年)に収録。

 

 

日本発売日がエアロスミスの「ロックス」と重なって、、

申し訳なかった。

 

M9は堤さん担当マウンテン

「勝利への登攀(Climbing!)」(1970年)からなんだけど

 

 

うーーん、この曲を選ぶかなあという感じ。 

私なら断然「想像されたウェスタンのテーマ」だし、

ドタドタやりたいなら「ミシシッピー・クイーン」だな。

 

ということで

このアルバム「アメリカン・メイド」のトータルな印象としては

「アメリカン・バンド」ならぬ「アメリカン・メタル」だった。

 

1曲選ぶとするとエアロの「闇夜のヘヴィロック」のカバーかな。

アレンジはほとんど似てるんだけど、う~む・・・

(コクがないんだよなー)と。

申し訳ない。

 

https://www.youtube.com/watch?v=KvoqtNeQ5uQ  

 

と、このアルバム聴いてたら

マウンテン「想像されたウエスタンのテーマ」(1970年)を

聴きたくなっちゃって・・

おっさんにはこの世界観のほうが合うかも。

 

https://www.youtube.com/watch?v=0l_x0xH9fLM  

 


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