コロナウイルスに感染しているイギリスのジョンソン首相が
集中治療室に入ったという。
デュラン・デュランのジョン・テイラーは現在は回復しているという。
チャールズ皇太子も回復したようだ。
日本でようやく7都府県に「緊急事態宣言」が発令される今日、
私は夜7時からの首相会見に注目している。
ブログにこういうことは書きたくはないのだが
この人の演説や国会答弁は言葉だけ勇ましくて具体的な内容がない。
意志の強さを伝えようとして彼がよく使う単語は
「断固」とか「敢然」とか「挑戦」などで、
副詞では「強力に」「積極的に」「大胆に」「徹底的に」などが
例えば「取り組む」の前に付けられたりする。
普段の「前向きに」「着実に」だけじゃ弱いかもと
こういう言葉をやたらとそこかしこに使うものだから
逆に全体が修飾語だらけになってしまい、
その結果、内容がさらに浮ついて薄くなる。
ドイツのメルケル首相の
3月に行ったコロナ関連の演説が素晴らしいので紹介したい。
ギュンターりつこさんというドイツ在住の日本人の方の全文の訳も。
(映像)
https://www.youtube.com/watch?v=caUFMAipVYI
( ギュンターりつこさんの訳)
https://www.facebook.com/ritsuko.guenther/posts/2898577720233631
何という真摯な言葉であることか・・。
真摯な言葉は勇ましい言葉より強く人の心を打つ。
これは歴史に残る名演説じゃないだろうか。
ちなみにこの演説のあとで
肺炎球菌の予防接種を受けた際の担当医師が
コロナウイルスに感染していたことが判明したため
メルケル首相は2週間自宅隔離していたが
数回の検査の結果が陰性で、4月3日に復帰している。
今晩の安倍首相の会見は
このドイツのメルケル首相の演説のようにとまでは言えなくても
原稿を読むのでもプロンプターを見るのでもなく、
国民のカメラに向かって自分の言葉で訴えて欲しいと思うのだが
果たしてどんな演説になるのか。
スピーチライターを使うのかしらん。
メルケル演説をコピペしたら?とも言えないし
下手すると「強力に」「積極的に」「大胆に」より
さらに強い言葉が胸を張った首相の口から発せられるかもしれない。
せめてテレビカメラに向かっての演説なんだから
大胆に「布マスク」は外してきて欲しいとは思う。
今日の19時。