3年前の2016年11月7日に82才で亡くなった
レナード・コーエンの新譜が発売になる。
死後のアルバムによくある未収録曲集やライブなどと違って
完全な新曲によるスタジオ・アルバムだという。
プロデューサーは前作と同じく息子のアダム・コーエン。
『サンクス・フォー・ザ・ダンス』
https://www.sonymusic.co.jp/
SICP-6238 / ¥2400+税 / 11月27日発売
1.ハプンズ・トゥ・ザ・ハート
2.ムーヴィング・オン
3.ナイト・オブ・サンチャゴ
4.サンクス・トゥ・ザ・ダンス
5.イッツ・トーン
6.ザ・ゴール
7.パペッツ
8.ザ・ヒルズ
9.リッスン・トゥ・ザ・ハミングバード
この人のことは何回も書いている大好きなアーティストだ。
カナダの詩人、小説家、シンガー・ソングライター。
大学在籍中の1951年に最初の詩集を出版、小説も発表した後の1966年に
4作目となる詩集から「スザンヌ」という詩をジュディ・コリンズが取り上げて
アルバムに収録、彼女の代表曲にもなる。作曲もレナード・コーエン。
これがキッカケで彼自身もCBSからデビューすることになる。
アルバムはこれまでにスタジオやライブを合わせて20枚以上ある。
私がCBSソニーに入社した時の担当ディレクターはヘッケルさん。
アルバムももう2~3枚出ていたが20代の私にはまったく響かなかった。
彼をよく聴くようになったのは私が50歳を過ぎてからと思う。
だから私にとって究極のアダルト・コンテンポラリーとなる。
ここにも書いたように彼の曲で最初に記憶に残ったのが
「哀しみのダンス」(1984年)
このビデオクリップのインパクトが強烈だった。
https://www.youtube.com/watch?v=QWhcMnpv5Ok
この時レナード・コーエン50才。
この人は年をとってからエロさが味になって行くように思う。
なのでこの頃はまだ煩悩が表に出ているように見える。
この人、臨済宗の和尚でもあるからマジに煩悩には苦しんだのかもしれない。
和尚なのでライブは一度もやったことがないのに日本には何回も来ている。
一度見たかった。
和尚の最高のコンサートだったんじゃないかと思えるのが
2008年7月17日、ロンドンO2 アリーナでの公演。
レナード・コーエン75才。
その時のライブ映像があるので20年前と比べて見て欲しい。
断然こっちだから。
「哀しみのダンス」(2008年ロンドン・ライブ)
https://www.youtube.com/watch?v=EImVucJO7Ok
クゥ~何回見てもカッコいい75才!
私も年齢だけは近づいてきているけど逆立ちしても(できないけど)
こんなカッコいいエロじいさんにはなれない。
10年前にも私はレナード・コーエンをべた褒めしてる。