「ON THE ROCK~仲井戸麗市”ロック”対談集」
リットーミュージック
http://rittorsha.jp/items/1631
9月21日発売の前に届いた。
CDと違って貸与ではなく、これは堂々と頂いた。
想像してたよりも厚くてガッツリ読める。
まあ23人の「洋楽トーク」が熱くて面白い。
(私も含めると24人なんだけど謙虚に自分は省いてみた)
(敬称略で)ピーター・バラカン、渋谷陽一、小林克也、
日高正博、湯川れい子などミュージックマンの人たち、
また夏木マリ、石橋凌、Chara、鮎川誠、金子マリ、
カルメン・マキ、村上ポンタ、Charなどミュージシャンの人たち、
そういうゲストが幼い頃からどのような洋楽体験を経て
現在の姿に至ったか、「え、そうなんだ!」というような
意外な人生の分岐点をCHABOさんがうまく引き出す。
CHABOさんのトークにはその「クロスロード」という単語がよく出てくる。
クリームのカバーで有名なロバート・ジョンソンの楽曲名でもある。
心からロバート・ジョンソンが好きなんだなあと思えるのだ。
で、この本で最も刮目すべきは、前にも書いたように
三浦友和、佐野史郎、竹中直人、オダギリ・ジョー他
俳優の人たちの音楽に対する熱さと造詣の深さにある。
TVやスクリーンでは見たこともないような、まるで少年時代に
戻ったかのような表情で嬉しそうに語っていたその記録だ。
こういう内容のトークのリクエストは初めてだったんじゃないか。
三浦友和のビートルズ、バンド、オーティス・レディング。
佐野史郎のニッティ・グリティ・ダートバンド、モビー・グレープ、
バッファロー・スプリングフィールドなど。CSNYはギターで歌った。
それに、バンドもやってるオダギリ・ジョーはトム・ウェイツで、
持ってきたアルバムで語ったのはキャプテン・ビーフハートだった。
(キャプテン・ビーフハートは知らなくて私は番組で困った)
世代が違うと名前の上がるアーティストとジャンルもバラバラだが
こういう人たちがこういう話をするのかの連続で飽きない。
語られてるアーティストの具体的な知識はなくても、
(この人がここまで言うそのアーティストってどんなのだろう?)と
ファンの人でなくとも興味を持つのは間違いない。
結果的にまるでクラシックロック担当のプロモーションマン状態だ。
レコード会社各社のロックの紙ジャケシリーズやボックスもののCMを
この番組に入れても良かったくらいじゃんと、本を読んで思った。
今ならディアゴスティーニのビートルズアナログかな
もちろんTレックスやチープトリックの紙ジャケも Music Lifeのムックも。
今日は出版を祝しCHABOさんのフェバリットのロバート・
彼はミシシッピー州クラークスデイルにある十字路で悪魔に魂を売
ギターの超絶テクニックを手に入れたと言われている。
大貫さんや私はクリーム・バージョンじゃないとダメなのだが。
「クロスロード」ロバート・ジョンソン(1936年)