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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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肩のお痛みどうですか?

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医療ドラマといえば昔は「白い巨塔」「赤ひげ」
今なら「ドクターX」「A LIFE」、
私たちの世代だったら「ベン・ケーシー」
何年か前の「JIN-仁」は好きで見てたし、
いつの時代もドクターものは人気みたいです。



 
中にはこんな「Dr. HOUSE」みたいな変わり者もいますが
大体スーパーヒーローが神業のような手術で患者を救います。
こういうドラマに憧れて医者になった人も多いことでしょう。

私の担当医師は子供の頃は昆虫と図鑑と将棋が好きで
漫画は手塚治虫と石ノ森章太郎が好きだったそうなので
もしかすると「ブラックジャック」あたりを
読みふけっていたのかもしれません。


 
私が入院してすぐにこんなニュースがありました。
<岐阜市の歯科医が刺されて死亡>
抜歯されて気に入らなかったのが動機だったみたいです。

どうやら医療の世界の実態はドラマみたいなもんじゃなく
いわゆる<モンスター・ペイシェント(モンスター患者)>との
トラブルが絶えないようです。
全国の医師の8割が暴力や暴言の被害にあったことがあるって。

確かに自分が患者の立場になってみるとイラつくことも多いです。
まず長~い待ち時間、
医師や看護師のちょっとした不注意・無神経な態度、発言、
そして何より<インフォームド・コンセント>の不足です。

病気や治療についての説明の下手な医師もいます。
大病院は昨日も書いたように、お医者さんが忙しすぎるので
そこは企業としての病院のシステムや体制の改善努力で
何とかしてもらうとして、もっと大きい問題は個々の医師の
コミュニケーション能力にもあるんじゃないかという気がしてます。

昨年秋から色々な病院の色々な診療科で
少なくとも医師10人以上に診てもらってますが
コミュニケーション・トークの苦手そうなお医者さんはいます。

外科は腕で評価できますけど内科系はトークが重要です。
真面目で真剣っていうだけじゃダメなんですよね。
思わず(先生、それじゃ患者は納得しませんよ)と
アドバイスしたくなるような医師も中にはいます。
患者に対して説得力があるかどうか安心感を与えられるかどうか
偏屈な患者も多いでしょうがそれに合わせてできないと。
患者としては好みで選べればいいんですけどねー。
 
私の担当医師は明快な論理を展開してくれるから私は納得してます。
自分と相性のいい医師に当たるかどうかは運しかないのかしら。

学校には<モンスター・ペアレント>もいるそうだし
世の中の「先生」みんな受難時代のようです。
特に内科医はね、厳しいことでしょう。
しかし歯科医までそうだとは。
やっぱヒーローは神の手を持つ外科医ですか。
 
「ベン・ケーシー」(1962年)のオープニング映像です。
例の「男・女・誕生・死亡・そして永遠」のナレーションが懐かしい


https://www.youtube.com/watch?v=MuXO6-IJcjA

ところでここの看護師さんは毎朝やさしく
「今日の肩の<お痛み>はどうですか?」
と聞いてくれるのですが
<お痛み>は言いすぎだろうと思う私です。
軽く「どうですか?まだ肩痛い?」でいいって。
 
 

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