一日中、病院内の様子を見ていると
大学病院がいかに多くの患者で溢れているかよくわかります。
会計の列なんて行列のラーメン屋より長かったりします。
ごった返しているという表現が当たっています。
あれだけ患者数が多いと医師の業務量も大変でしょう。
ここは一般外来が月火水だけのせいもあるのでしょうが
仁術とは言え、担当医師は朝から夕方まで診察室にいるようです。
ちゃんと昼食を取る時間はあるのだろうか
もしかしたらブラック企業なみの重労働じゃないの?って。
待ち時間が長すぎると文句言ってる患者の気持ちも
わからないではないですけどね。
受け付けに溢れるそんな患者を目にすると、
大病院(特定機能病院)を紹介状なしで受診した場合に
プラスして特別料金を設定した理由がわかります。
例えば風邪やインフルエンザなどよくある病気は
近くのクリニックに行った方がいいですよ。
待ち時間も短いし処方される薬は大体どこも同じで
重篤だと診断されたら大きな病院を紹介されるのですから。
そういうの<地域医療連携>っていうらしいです。
http://www.gov-online.go.jp/
私の今回の入院は、最終的には
地元の総合病院からの紹介状だったのですが、
病気の正体を知り治療してもらう専門医を選ぶために
自分で時間をかけて2つのルートで相談し
意見とアドバイスを受けてここに決めました。
入院治療を始めるにあたりこの病院で組まれたチームは
トップに紹介受けた教授、傘下に2人の医師が就く構成。
プロジェクトリーダーが教授でそこに実働のスタッフ2人、
みたいな感じでしょうか。
入院中「白い巨塔」のような大名行列はありません。
プロジェクトリーダーが病室に「どうですか~?」なんて
顔を出すこともほとんどありません。
赤ひげ先生でもないです。
一番良く来てくれる現場の先生はまだ紅顔の若い医師で
きっと学生時代は成績が良かっただろうと思える
頭の良さそうな目が野心に燃えた(勝手な想像)先生です。
聞いてないんだけど何となく慶応っぽい(これも想像)。
でも加山雄三っぽいわけではありません。
私はこの先生に痛み止めくれの
便秘になったから下剤くれの
肩こりしてるから湿布くれの
湿疹がかゆいから塗り薬くれのと注文出してます。
こんなわがまま患者にイヤな顔一つ見せないのは偉い。
私のデータ使って将来名医と呼ばれるようになってよ。
この大学病院、巨塔ではあっても色は白よりベージュか茶
この大学病院、巨塔ではあっても色は白よりベージュか茶
イメージとしては「研究所」、教授の風情は「科学者」、
現場のあの先生は「兄ちゃん先生」
もちろんキムタクでもないです。
現場のあの先生は「兄ちゃん先生」
もちろんキムタクでもないです。