日本ハムの大谷君の活躍や
久しぶりに好成績の大相撲の遠藤など
TV観戦しながらまた思ったのは
どうも最近、ここ数年、いや10年、あるいはそれ以上か
<こいつ、カッコいい!>と思わせるビジュアルを持った
ロックバンドに出会っていないなと。
いや、カッコいいってのは
必ずしもルックスが美男美女である必要はないし
腕さえあれば個性的ってことでもちろんいいんだけど
往年のMusic Lifeのイメージで言うなら
東郷編集長に「カラーグラビアで特集したい」
「いつか表紙に持っていきたい」
と思わせるようなバンドがどうにもいないように思える。
それは私が年老いたという厳然たる事実と
世の中のロックに対する価値観の変化があるのだが
それにしてもスポーツでも音楽でも芸能でも
どんな世界でもプロのスターたるものは
絵にならなきゃと思うのであります。
表紙にふさわしくなくちゃ。
特に最近のハードロック系はビデオクリップを観ても
みんな同じような長髪&タトゥーなので見分けがつかない。
てか、フロントのヴォーカルとギターにカッコいいのがいない。
グランジ、オルタナティヴ系にもその傾向はあるにしても、
ニルヴァーナのカート・コバーンはいい男だったじゃないすか。
一目でわかるし、彼の表紙もいっぱいあったじゃないすか。
昔で言えばボウイとかキッスとかランナウェイズとかアダム・アントとか
あの手この手のショーアップで盛り上がったじゃないすか。
音楽家は音楽で評価されるべきは当然だけど
憧れや夢にはビジュアルも重要だと思う、まあ古い私です。
前に東郷さんと
「我々世代はガンズまでですかねえ」と話したことがある。
その東郷さんはかつては千代の富士のファンで
ここ数年は羽生結弦の試合を観に行っている。
わかる気がする。