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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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恋のパームスプリングスをサブスクリプションで

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「定額制音楽ストリーミングサービス」
関連の色々なニュースが交錯する昨今、先週
<LINE MUSIC>がサービスを開始した。


情報としてはこの記事が一番詳しい


8月9日まで無料ということで私も早速遊んでみた。
使い心地はスマホの画面にしてはまずまずだが
何より「曲が少ない」これに尽きるか。

説明によると現在は150万曲、年内に500万曲、
2016年に1000万曲の予定とある。
「アップル・ミュージック」や「AWA」を睨みながら
サービスを開始する時期を優先したようだ。

AWAも年内500万曲と似たようなものなのに対し
アップル・ミュージックは3000万曲から始めるらしい。
この圧倒的な差は国内陣営に勝ち目はないように見える。

じゃあ、そのままアップルの一人勝ちかというと
この曲数ってのが曲者なのだ。
そこにはカラオケも誰かのカバーもライブも全部カウントされる。
3月で消滅したソニーミュージックアンリミテッドだって
外国曲中心に3000万曲あったんだから。

日本でのポイントは当然邦楽の曲揃えにある。
特にアニメやミク系の充実はどこが早いか。
それと、料金。
LINE MUSIC は学割も含め月300円からなど
いくつかのコースを用意している。

このサービスが音楽を楽しむ主流になるとしても
他社も含めこの先どこがどうなるかわからない。
しかも団塊世代洋楽派はまったくターゲットではないので
急いで決める必要はないと思われる。

日本洋楽研究会としてこういうサービスに期待するのは
いずれ<日本洋楽>をカタログに加えて欲しい、
そしてそこには必ず<邦題>を付記して欲しい、だ。

例えば「パイレーツロック」でも人気の高い日本洋楽に
トロイ・ドナヒュー「恋のパームスプリングス」がある。
この曲をリストに入れているサービスはまずない。

1964年2月にビートルズ「抱きしめたい」と
ヒットチャートの1位を争ったこの曲が入った時が
団塊世代が「サブスクリプション=定額聴取」型
音楽サービスに加入するGOのサインになるだろう。


マージョリー・ノエルの「そよ風にのって」もそうだし、
歌謡曲なら三田明の初期ヒットが「美しい十代」以外に
何曲あるかなど団塊世代の判断の基準になるはずだ。
850万人の団塊が参加した時が日本に定着ってことにすると
ま、結論としては皆さん<しばし見守る>が賢明かな。

私は仕事柄それまでにいくつか試してみようと思っていて
今も横でFlorence+The Machineの新譜が鳴っている。



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