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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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キューバと西川女史

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麹町にスペイン国営の文化センターがある。
スペイン語の振興とスペイン語圏の文化の普及を目的とする施設で
語学教室やワイン試飲会などの定期的な各種イベントが開催され
最上階にはスペイン・レストランまである。
その文化センターで、ある映画上映会が行われた。

「Cuba Cuba Cuba 芸術って誰のもの?」


キューバの音楽家、作家、画家、スポーツ選手、
身体障害児の学校の教師などのインタビューによって
キューバの現状を描いたドキュメンタリー。
昨年のバルセロナ映画祭で賞を受賞した、らしい。

この映画の監督は西川和子さん
私の先輩の友人にあたる。
5年前<ニカラグァ革命30周年記念イベント>で来日し
上映した映画はサンディニスタ革命から現在までのニカラグァだった。
今回の映画はキューバ、しかもトーク・ゲストにチェ・ゲバラの娘
アレイダ・ゲバラ(医師、教育者)を連れてきた。


(この写真は別のイベントのもの)

「ゲバラの娘」というだけで講演後のカクテルパーティでは
まるでアイドルのように記念写真のターゲットになっていた。


でもゲバラの娘より西川監督。
前回の来日イベントの後で食事させて頂き話を聞いた。
そもそも西川さんはミッシェル・ポルナレフやアラン・シャンフォーなど
フレンチポップス関連で知られた方だったのが、いつの間にか
スペイン語圏に移りスペインの歴史や文化の専門家になった。
5年前は「ニカラグァ文化センター」の所長だった気がする。
今回はキューバだ。

決して中南米専門の人じゃなかったはずだし
映画を撮るなんてのも想像していなかったことだろう。
キューバ大使も「私の友人、和子」と紹介していた。
年齢は私より少しお姉さんか、あの小さな体で、
尽きぬエネルギーはどこから生まれるのだろう。

正直な話、映画そのものもゲバラの娘の講演も
私個人との接点は見つけられない内容ではあったが、
ガラパゴスと正反対に国境を越えて変化し爆走し続ける
その西川女史の生き方に驚嘆しきりの私だった。

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