映画「ラストべガス」
キャストがマイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ
モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインっていうコメディは
結構楽しみにしていたのにこんなに遅くなってしまった。
幼なじみの4人のじいさんの1人が32才の若い子と結婚する
それをお祝いするバチェラーパーティをラスベガスでやろうと集まる。
そこで色々なことが起きる。
いつからかわが国民は「泣く」映画が好きになったようで
「号泣しました」が最大のほめ言葉になっている。
難病だったり家族の絆だったりのそういう映画
私は苦手というより嫌いだ。
それに対してこの映画の何とまあ薄っぺらで、くっだらなくて、
楽しい映画であることか。
絶対に映画賞の対象になりそうもないこういうの好き。
ベテラン俳優たちも、全部テイクワンでOKでした・・・みたいな。
世界レベルで老人が増えているせいか、
こういう「年寄り」をテーマにした映画がここ数年多い。
ホームにいる老人が合唱したりオーケストラしたりする。
「ダブリンの時計職人」はリタイア後のホームレスだった。
シリアスなテーマとか人間愛の話が嫌だということではなく
私はできたら<バカバカしい年寄り>の話がいい。
こないだ観た星一つのコメディ「酔っ払いが世界を救う」みたいに
私も宇宙人と戦う必要はないにしても
若者に「しょーがねーなー、このジジイたち」と言われたい。
その意味ではA級俳優たちによるB級映画の「ラストべガス」
悪くない。泣かされもしない。
しかしすぐに忘れそうだ。
さ、イングランドvsイタリア戦に集中しよう。
さ、イングランドvsイタリア戦に集中しよう。