Quantcast
Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

TACO「踊るリッツの夜」

$
0
0

誰でも経験あるだろう朝ふと頭をかすめた歌のメロディが

一日中つきまとってくることがある。

今回のキッカケはチューハイみたいな「タコハイ」のCMだった。

 

 

「タコ」って「このタコが!」とか「タコ野郎め!」とか

どこか江戸弁の響きがありながら悪口で使われることが多いのに

それをこの商品はあえて使ったネーミングの勝利だろう。

 

そんなことはいいとして、そのCMで思わずこの曲のメロディが浮かび

youtubeを開いてしまったのが運の尽きで

私の場合それから2日間これが頭から離れない。

 

TACO「踊るリッツの夜Puttin'  On The Ritz)

 

 

TACOはアーティスト名。

1983年に全米4位になったこの1曲だけのヒットだと思う。

当時の私は気にもかけず好きでもなかったのにこれが頭から離れない。

で、検索してみたらそこでまた新しい発見があった。

TACOが歌ったこの曲はカバーで

オリジナルは1927年にアーヴィング・バーリンという

「ホワイト・クリスマス」の作曲家でもある人の作で

そのJAZZナンバーの「Puttin'  On The Ritz」が有名になったのが

1930年のミュージカル映画「Puttin' On The Ritz」の主題歌に起用され

ハリー・リッチマンが歌ってからだった。

 

https://www.youtube.com/watch?v=pQxLMWhb_Ww

 

 

1939年「愚者の喜び」ではクラーク・ゲーブルが歌い、

 

https://www.youtube.com/watch?v=aNFffHQOXMc

 

1946年に「ブルースカイ」でフレッド・アステアが歌っている

 

https://www.youtube.com/watch?v=UfctVZA3HR0

 

「踊るリッツの夜」タコ

Puttin' On The Ritz / TACO

 

https://www.youtube.com/watch?v=4OUnedMCCW0

 

こうして聴いてみると先達の方が明らかにカッコいいけど

馴染みのあるのはやっぱりTACOの方だ。

そしてどうでもいいことを今回ふと思った。

この「RITZ」は高級ホテルのHotel Ritzのことだが

それはNYかロンドンか

歌詞に「Park Avenue」とあるがどちらにもあるし

と思ってたらどうもロンドンのHotel Ritzのことらしい。

1920年代からロンドンはこういう空気だったわけだ。

今でもよく日本人観光客が門前払いを喰らうあのリッツだ。

 

と、もう一つ今回気づいたこと。

日本盤のシングルジャケットにはしっかり

「タコが描かれているじゃないか!」

誰かは知らねど担当ディレクターさん、やったね 笑

 

てなことで、よく知りもしないジャンルに

頭を突っ込んでしまったタコな私だった。

この流れだと普通は晩酌に「タコハイ」なんだろうが

今は飲めない私なのでおいしいのかイマイチなのか想像するしかない。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>