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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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若手三羽烏の「ワールドロック・ナウ」本日

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渋谷陽一NHK-FM「ワールドロック・ナウ」

今年も大貫憲章伊藤政則をゲストに招いて

1年間の洋楽シーンを振り返る年末恒例の特別番組がある。

今晩、12月30日午後11時10分~午前0時50分の2時間。

 

https://www4.nhk.or.jp/wrn/x/2022-12-30/07/74446/4561288/

 

ホームページにはこうある。

「2022年洋楽シーンを三大音楽評論家が大総括

一方大貫さんのツイッターは

「若手評論家三羽烏?によるあーだこーだな2時間」

 

この表現の違いを私は見逃さないのだ。

3人は果たして「三大音楽評論家」なのか「若手評論家三羽烏」なのか。

71才の渋谷陽一さん、大貫憲章さんと69才の伊藤政則さんの3人に

「若手」という冠をつけたら世間的に許されまいというより噴飯モノだ。

何才からベテランなんじゃいって。

 

でも70年代の上半期、3人は本当に若い音楽評論家として走っていた。

渋谷さんの「rockin'on」は他の音楽専門誌の足元にも及ばないくせに

やけに堂々としていて、元気な編集長だった。

お互い生まれて初めてのNYに一緒してコンサートを観た。

憲章さんと初めて会ったのはまだ彼が広告代理店の社員だった時だ。

いずれロックDJイベントを始めるきっかけになった

クラッシュのイングランドツアーに私も同行した。

政則さんはオールナイトニッポン二部をやりながら「ロッカダム」を発行していた。

ライターとしては吉野家のキャッチコピーそのままの

「(原稿が)早いうまい安い」が売りだった。海外では羽を伸ばしたものだ。

そんな若手のそれぞれがバッティングせずに70年代から2022年まで

第一線で活躍してきていることは友人として喜ばしい。

 

でもどんなに功成り名を遂げても彼らを「三大」と呼ぶのは私はちょっと気恥ずかしい。

そもそも誰が彼らを「若手三羽烏」と最初に呼んだのか。

クイーン、キッス、エアロスミスを「三大ロックバンド」としてまとめたのが

ミュージックライフ誌だったから、その流れで「三羽烏」が始まった説が濃厚だが

私だという説もある。

説であって本人は覚えていない。

大体、数字に単位をつけて表現する名数の中でも「三」は馴染みあるものが多い。

「三種の神器」「三原色」「三位一体」「日本三景」「三銃士」「三国志」など。

その傾向に歌謡界の「御三家」や「三人娘」なんかが私の脳裏にはあったはずだから

「三羽烏」が私の口から出たことは十分に想像できる。

「カラス」は洋楽の人からは出ない単語のような気もするし。

でも記憶はないのでわからない。どうでもいい話だったか。。

 

ということで今晩その「(元)若手三羽烏」の揃う放送が聴ける。

3人とも経験と年齢からならクラシックロックだけになりそうな年齢にもかかわらず

最新のロックはどんなのを聴いているのか、今年は何に反応したのか、

今日はそれを楽しみに番組をチェックしたい。


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