ソニーとホンダが今年度中に合弁会社を作って
電気自動車を共同開発、販売するというニュース
https://news.yahoo.co.jp/
私は単にソニー傘下のレコード会社に勤めていただけで
しかもそこを退社して14年にもなるし株も持っていないから
ソニーの動向も大して気にもしていない。
それでもこのニュースは刺激的だ。
2025年の販売開始を想定してい
どんな結果になるのかはわからないが、面白い。
成否は自動運転がどの程度進んでいるかにもよるのかな。
ソニーは大賀さんが社長だった時代には
CBSレコードやコロンビア・ピクチャーズを買収したり
プレイステーションの発売でゲームに参入したりと
おもしろネタは結構続いたものだが
今回のこれは久々に外側から見ているだけでも面白い。
会社はホンダ主導になるのだろうか。
合弁といえば私はソニーミュージックが
「CBSソニー・レコード」という合弁会社
資本自由化第一号で、
日本とアメリカの会社の合弁は一見やりにくそうに見えながらも
50:
そこの現場で仕事する人間にとっては意外と生活しやすかった。
ソニーの人間が親会社風を吹かせて高飛車に何かを言ってきたら
「ごめんなさい、うちはCBSですから」と答えていたし
CBSからの強い要望に対しては「うちはソニーだ」
それはコウモリのようなどっちつかずの絶妙なバランスだった。
今思えば米CBSはCBSソニーに対して遠慮があったようにも思
もちろんそれはCBSソニーの業績が良かったこともあるが
大賀さんや小澤さんのCBSとの交渉によるところが大きいと思う
日本独自の福利厚生施設などアメリカからのツッコミにも
大賀さんが突っぱねたという話を聞いた。
洋楽の現場の人間の仕事にアメリカから強制を受けたことはなかった。
せいぜい「日本でこのアーティストはなぜ売れないのですか?」程度だった。
「お願いだから出すだけでも出して」のポリティカル・リリースは、あった。
CBS以外のプロダクツやアーティストを直接日本だけ契約するのに
米CBSにお伺いを立てる必要もなかった。
つまり「日本洋楽」の活動の余地が充分にあった時代が
「
「ソニー、米CBSレコードを買収」
(偶然だがこの頃から「日本洋楽」は衰退を始める)
その後、情報化社会になって地球が小さくなり「日本洋楽」
毎年恒例だったカンヌの国際音楽見本市「ミデム」
このミデムで高橋裕二さんが買ったのがビヨルンとベニーの「
ガゼボの「アイ・ライク・ショパン」
「ミデム消滅」を伝える高橋裕二さんのブログ
http://yogakutengoku.blog135.
ソニーとホンダの電気自動車のニュースから話が老人の昔話になってしまった。
車とレコードを一緒にしたらいけないけれど
どんな仕事でもある程度読めるのよりも一か八かの刺激的な賭けの方が楽しい。
アメリカでヒットした曲やアーティストを宣伝するのより
日本だけのヒット曲やスターを作るほうが楽しかったりもするのだ。
今日聴くのは裕二さんのヒット曲の代表作の一つ。
裕二さんはフィラデルフィア・インターナショナルのアーティスト
スリー・ディグリーズにヒット曲「天使のささやき」の
日本語バージョンを歌わせただけでは飽き足らず究極の日本洋楽、
『日本楽曲を歌わせる』暴挙に出た。その曲。
安井かずみ作詞、筒美京平作曲
もちろん日本語。
見てたはずよ♪
「にがい涙」スリー・ディグリーズ(1975年)
https://www.youtube.com/watch?
ソニーとホンダの電気自動車、私は見届けられるだろうか。