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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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映画「ザ・ビートルズ:Get Back」

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8時間弱にもなるドキュメンタリー映画は人生で最も長編だ。

どう感想を書いたらいいか、困っている。

 

「ザ・ビートルズ:Get Back」

 

 https://disneyplus.disney.co.jp/program/thebeatles.html

 

映画のコメント欄は絶賛ばかりだけど、結論をいうなら、

解散が目の前に迫る1969年のビートルズの姿に私は心が動かなった。

 

それでも、普通ドキュメンタリー映画って

誰かのナレーション解説が入ったり

現在の誰かのインタビューや証言が入ったりするものだが

このドキュメンタリーにはそれがない。

つまり、過ぎた歴史を後理屈の今の視点でつかまえてないから

こっちが(何言ってやんでぇ)と苛つくことなく、

その年のビートルズの4人がそのままそこにいる。

そこは凄くいい。

 

ビートルズがどのように曲作りしていたかの光景は初めて見たし、

音楽以外の雑談というか普段の会話も珍しい。

全体がゆるく進む中、ポールの必死の頑張りも伝わってくるんだけど、

それも映画としてはやっぱ(う~ん)なんだな。

 

全体がPart1,2,3に分かれていて

Part3の多くはあの「ルーフトップ・コンサート」に割かれている。

思慮の浅い私は「ストーンズはライブ」「ビートルズはレコード」

勝手に決めつけていたけれど、

ビートルズも本当はライブやりたかったんだなーと

4人の表情でわかって安心する。

 

 

あ、そーか。

監督はPart1&2 をこの表情を際立たせる演出に使ったのかと思えるのだ。

バンドはライブがいい。

しかし、Part1&2みたいにまとまりつかない制作現場に

立ち合っていたスタッフはたまったもんじゃないだろうなあ。

 

土曜日の朝聴くのならこの時代のビートルズがいい。

「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」(1963年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=mwBdWVTR-o8

 

ビートルズを見終わって、

ディズニー・プラスの猶予があと3週間あるので、

他の映画を探してみたが興味を惹くものがなくて

それでも「CBGB」はそこそこ面白かったから次はその話をしようかな。

 


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