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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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1960年デビューの歌手の引退発表

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今日の話の1960年の出来事を検索するとこんな結果が出てくる

 

★ローマオリンピック開催

★皇太子夫妻に長男誕生(今上天皇)

★カラーテレビ本放送開始

ダッコちゃんブーム(フラフープはこの2年前だった)

 

 

★邦楽のヒット曲はレコード大賞の

「誰よりも君を愛す」松尾和子&マヒナスターズ

 

 

★洋楽のヒットはこんな感じ

「グリーンフィールズ」ブラザース・フォー

「今夜はひとりかい?」エルヴィス・プレスリー

「マイ・ホームタウン」ポール・アンカ

「カレンダー・ガール」ニール・セダカ 

「パイナップル・プリンセス」アネット

「ポケット・トランジスター」アルマ・コーガン

「夏の日の恋」パーシー・フェイス

 

 

 

★洋画の興行ランキング

1位「ベン・ハー」

2位「アラモ」

7位「太陽がいっぱい」

 

検索して出てくる興行成績がバラバラなので省略するが

上に見積もっても15億円くらいだったらしい。

歴代の洋画興行1位の「タイタニック」262億円と比較すると

桁の違いに愕然とする。

ちなみに邦画の歴代1位は「鬼滅の刃」で

日本国内だけで400億円を突破している。

それより「太陽がいっぱい」の7位に驚くかも。

小学生の私だって観に行ったのにそんなもんだったのか、と

 

 

 

と前フリが終わったところで本題。

その1960年7月1日に「潮来笠」でデビューして61年になる

橋幸夫が引退発表した。

 

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202109290000370.html

 

確かに最近は音域が狭くなっていたかもしれないが

バンドの解散発表はあっても、高齢を理由にした歌手の引退発表は珍しい。

 

私のこの歌の記憶は1960年、小学6年生の夏休み。

家の風呂が壊れていた日に近所の銭湯に行ったら

背中の肩からお尻まで一面に模様の入ってるオジサンが

「潮来のいったろう~ちょっと見なればぁ~」と歌っていた。

その時の強烈な印象のせいで、

私はしばらくこの「いったろう~」を聞くと

そのオジサンの倶利伽羅紋紋を思い出していた。

 

股旅ものはさすがに馴染めなかった私でも、

リズム歌謡は歳をとってからカラオケでよく歌った。

 

・「恋をするなら」(1964年8月)

・「ゼッケンNo1スタートだ」(1964年9月)

・「チェッ・チェッ・チェ」(1964年11月)

・「恋のインターチェンジ」(1965年2月)

・「あの娘と僕~スイム・スイム・スイム」(1965年6月)

・「恋のメキシカンロック」(1967年5月)

(「恋のアウトボート」(1966年6月)だけは私はNGなのだが)

 

この中で「メキシカンロック」と「スイムスイム」「チェッチェッチェ」あたりは

よく懐メロのテレビでも橋幸夫のリズム歌謡として取り上げられるが

今日は私の推しの曲アメリアッチの「恋と涙の太陽」1966年)にした。

アメリアッチはハーブ・アルパート

メキシコのマリアッチにヒントを得て考案したとされる音楽スタイル。

彼のティファナ・ブラスがスタンダードナンバーである

「蜜の味」(1965年)をカバーして世界的大ヒットになった。

(そりゃあ同じカバーだったらビートルズの方が遥かにいい)

 

 

では、日本版アメリアッチの「恋と涙の太陽」橋幸夫を。

赤い帆のヨットにビーチと歌うからてっきり海かと思うと

実は舞台は湖だったりするのでありゃりゃと戸惑う歌詞。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3ScbIToJ0LI&t=0s

 

引退発表した橋幸夫のコメント。

 

「歌手には定年がない。ヒット曲を出し続けることが難しい今、

昔の曲だけでズルズルと続ける人も中にはいる。

これからの歌手の世界には定年のようなものが必要で、

失うものがあったとしても、誰かが先陣を切らなければと思った」

 

こう自分で決められる人は幸せかもしれない。

難しいテーマではあるけれど

一般社会でも論議を引き起こすキッカケになるんじゃないか。

 

 


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