秋田の話は今日で最後にしますのですんません。
それと、くどいけど私は自民党支持ではありませんので。
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まずは菅義偉新総理のプロフィールに感じている違和感から。
昭和23年、秋田県湯沢市秋ノ宮の農家の生まれ。
高校卒業後、集団就職で上京し段ボール工場勤務などの後
法政大学法学部に入学、、、
と報道されている中の「集団就職」という単語にこだわる。
私も同じ昭和23年生まれ、高校卒業も同じ昭和42年(
秋田と群馬の違いはあっても同時期に田舎から上京している。
そんな私は菅が「集団で」
「集団就職」って映画「ALWAYS三丁目の夕日」
団体で就職列車やバスで都会に向かったイメージがある。
高校を卒業した菅がそこに乗っていたのだろうか。
就職はその通りとしても、一人で来ていたんじゃないだろうか。
銀のスプーンをくわえて生まれた麻生や安倍などに対して
「 苦労人」を強調するあまりの勇み足のような気がする。
ただその工場はすぐにやめて進学をめざした、の部分は信じられる。
新宿の飲食店で夜のバイトしたところは私も同じなので
変なシンパシーを感じてしまう。
きっと新宿駅東口のグリーンハウスに寝ているフーテンも
GSのファンの女の子の列も見ているだろうし、
もしかしたら1968年10月の新宿騒乱罪の光景も見ているかも
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それはそれとして、秋田から連想を飛ばしているうちに思い出した
松本清張「砂の器」
秋田県の羽後亀田と島根県の亀嵩がズーズー
殺人事件の謎を解く大きなヒントになっていた。
じゃあ、なぜ島根と秋田が同じズーズー弁を使っているのか。
「物部氏」がキーという説がある。
陸奥三部作の高橋克彦も蝦夷での物部氏の存在を必ず書いているが、
物部氏と言われても私なんかは蘇我氏に負けた豪族、くらいしか知らない
神武天皇より前の神様のニギハヤヒノミコトの子孫で鉱山の開発に長けていて
国譲りした後の出雲の民が東北人のルーツという説もある。
高橋克彦も「東北=出雲説」がベースにある。
よくわからない。
わからないからこそ古代史はロマンがあるのだがそれよりも、
秋田県の八郎潟の入り口に
スサノオノミコトを祀る東湖八坂神社なる神社があって
例大祭ではスサノオノミコトが登場し牛乗巡航の後
船に乗ってヤマタノオロチをやっつけるのだそうだ。
その水道を挟んだ八滝神社は
ヤマタノオロチを祀っているとも言われているので
こういう話の方が面白い。
スサノオミコトとヤマタノオロチ、出雲じゃないすか!
しかも共通する数字は全部「八」だ。
まあ、それやこれや、楽しい古代史は尽きないのでここを紹介。
http://www.forest-akita.jp/
そしてまた菅内閣に戻ってのこじつけなんだけど、
菅を支持した細田派会長の細田博之と竹下派会長の竹下亘は
それぞれ島根1区と2区の選出、つまり2人とも出雲、
出雲が秋田を支持したのだ。
菅も「集団就職」を強調するより
秋田の「ズーズー弁」
両親が秋田県出身のうちの奥さんは
秋田の神話や歴史にはまったく興味を示さないがこの案には賛成している。
今日はベタに集団就職のこれにしよう
「ああ上野駅」井沢八郎(1964年)
あらまあ、ここも「八」じゃん。