昨日の代官山蔦屋での
大貫憲章さんと川崎大助さんとのトークイベント
「ロンドン・コーリング40周年記念~名盤誕生の背景と真実」
この会場で2人のフォトグラファーと久しぶりに会いました。
2人に共通しているのは当たり前だけどクラッシュで、
中でもジョー・ストラマー。
まず、ハービー・山口さん
時はロンドン・コーリング直後の1980年、
ロンドンの地下鉄のホームで偶然見かけたジョー・ストラマーに
ハービーさんは躊躇しながらも思い切って話しかけます。
『写真を撮ってもよろしいですか?』
すぐにOKくれたジョーを電車の中で数枚撮ったあと
電車を降りる寸前にジョーがハービーさんに言いました。
『撮りたいものは全部撮るんだ。それがパンクだ』
その時の写真
もう1人は菊池昇さん
1982年のクラッシュ来日時、全行程10日間を密着撮影した際
ジョーから「なにを撮ってもいい」と許可された菊池さんは
多くのオフショットを含むクラッシュのメンバーの素顔を撮り
それが写真集「ザ・クラッシュ1982ジャパン」となって発売されています。
この表紙の写真はあまりにも有名。
肝心のトークライブは憲章さんと川崎さんの軽妙な対談で進みます。
ここで最大の驚きは川崎さんが持ってきた1980年の雑誌「ポパイ」
そこに掲載されている4Pの「クラッシュ16トンズ・ツアー」の写真&レポート
文章書いたのは当然憲章さんだけど問題は写真です。
(やっぱりあった!!)
ツアー同行時のヒロ大野さんの写真です。
メンバーの信じられないような決めポーズのショット!
これじゃわかりにくいですけどね。
ライブも含めこういう写真がまだどこかに山ほどあるはずです。
ミックの引っ越しの時に見つかった幻の音源「ヴァニラ・テープ」のように
今や幻となってるこういう写真が全部見つかったら
「16トンズ・ツアー」の写真集ができると思いますよ。
昨日はいなかったヒロさんに前に聞いたことがあります。
「あのときの写真どうなってます?」
ヒロさん「どうなんですかねえ、覚えていないんですよ」
今回40周年の解説書に使わせてもらったこの写真も
ヒロさん最初は覚えていなかったんですから。
ペニー・スミスやボブ・グルーエンなんかだけじゃなく、
ハービーさん、菊池さん、ヒロさんにトシさんの写真も加えた
クラッシュのカッコいい写真ばかりの写真集があれば欲しいです。
正直今回の「スクラップブック」より欲しいです。
或いは全世界のカメラマンの人たちの持ち寄りで写真展やったら
いかにクラッシュがフォトジェニックであったか証明できると思うんですよ。
インスタ映えじゃないですよ。
最近私言いまくってますからね「クラッシュは見た目だ」って。
「出世のチャンス」(1982年10月13日シェア・スタジアム)
ザ・フーの解散ライブのオープニング・アクトをした時のライブ。
1982年って1月に来日した年、既にトッパーの姿がないのが寂しいわ。
https://www.youtube.com/watch?v=MsE5NAAU39k
イベント終わりで帰る前に菊池さん、憲章さんと。