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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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グリーンランドが舞台の映画

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朝起きたら、

ギリシャでスリにあいSIMカードもなくした友人から

悲鳴のようなLINEが入っていました。

「サントリーニ島からの飛行機が理由もなく2時間遅れ

帰国便への乗り継ぎができなくなった。最悪だ」

 

ありゃりゃ、個人旅行はこういう時が一番心細いんだよな~。

 

昨日は同じヨーロッパでもそんな観光地とは真逆の

極寒の地に生きる人間を描いた映画

「北の果ての小さな村で」の試写会。

 

http://www.zaziefilms.com/kitanomura/ 

 

グリーンランドの人口80人の村の小学校に

デンマーク語を教えるために赴任した教師の話。

主人公を含めて本人が本人を演じている、

いわば再現映画で、なぜかフランス映画。

 

私は「グリーンランド」について知識がない。

地図だと一番上にあってしかも左右に分かれてる。

首都がヌークってのも恥ずかしながら知らなかった。

行ったことのある友人もいないと思う。  

 

 

知識がなくてもわかりやすい映画ではあるけれど

知っている方がそりゃバックグラウンドとか理解しやすい。

 

 

グリーンランドはデンマークの自治領で言語はグリーンランド語。 

村の民族はイヌイットで、

どこかアジア系かネイティブ・アメリカンにも通じる。

 

 

日本の甘エビやランプフィッシュの卵の輸入はグリーンランド産が多い。

 

 

イギリス、フランス、スペイン、オランダなんかと比べ

そこまで目立たなくてもデンマークもいっぱい植民地を持っていた。

その昔はノルウェーもアイスランドもそうだったそうで

早い話がバイキングの国だったってことかなと、わからん。

 

それはさておき映画の舞台のグリーンランドは

自治領ではあるけれどデンマーク領であり

実在する主役の教師はデンマーク政府による「同化政策」の一環として

ベルギー語を小さな村の子供たちに教えるために赴任したというわけだ。

 

 

子供はなじまず、上から目線だと村民からは相手にされない。

言葉もわからない教師が住民たちとどう心を通わせていくか、、、

文部科学省選定の

私のあまり得意としない心温まる良心的な映画ではあった。

 

だからこういう試写を観た評としては

「文化、言語を同一化させるグローバリゼーションとは一体何だ?

みたいなことを書けばいいのかもしれないが

そんな捉え方をする以前に、私は隣りの席に座ってた

映画評論家かライター風のおばさんが気になって気になって。

 

上映寸前に入って来たそのおばさんは

映画を見ながらメモをひたすら書いている

と思ったら・・・寝ていた・・・

しかも一回だけじゃなく度々。

頭が揺れてこっちの肩にぶつかりそうになるので

よっぽど肘で突っついてやろうかと思ったくらい。

 

あんな感じでもっともらしい映画評を書いてるのを見つけたら

突っ込んでやろうかと、どんな風体の顔のおばさんなのかと、

確認しようとしてたのに

帰りは帰りで脱兎のごとく脱出してしまい、顔を見れず残念。

いいヒューマンドラマかもがあのおばさんのせいで台無しだ。

 

 

電気とTVはあるけれど上下水道はない

こんな風景の人口80人の村でLINEはできるのか、

いや、それ以前にWi-Fiはないんだろうななんてことを

過酷な自然のシーンを観ながら考えてた程度の私でした。

 

サウンドトラック盤より

「Giant In A Shell」ミリーン・バリオン(?)

 

https://www.youtube.com/watch?v=Nhs9nsLjUmI 


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