Quantcast
Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

キャンディ・ポップ

$
0
0

昨日書いた「トト・コエロ」についてすぐに教えてくれた人がいました。  

東芝EMIさんだったそうで

でも担当が誰だったかまでは記憶にないとのこと。

 

仮にその担当者をAさんとすると

Aさんはトト・コエロではこんなシングルを出してるそうです  

 

原題「I Eat Cannibals」

邦題「ト・キ・メ・キ!探検隊」

原題もヤバイっちゃあヤバイけど  

邦題もとんでもないのを付けたもんだわいと。

人のことは言えないにしても凄い、誰なんだろう「Aさん」

 

https://www.youtube.com/watch?v=LSDQr9YcOdM 

(邦題もさることながらこのビデオも凄いなあ、恐るべき探検隊)

 

このジャンルの私の知識は乏しいのですが

それでもAさんの気持ちがわかるような気がするのです。

 

時は「キャンディ・ポップ」全盛時代。

「ハローミスターモンキー」アラベスク(1978年)

あたりから始まったムーブメントだったと思います。

ドゥーリーズ、ノーランズ、ニュートン・ファミリー、

トリックス 、エミリースター・エクスプロージョン、

ドリー・ドッツなどが後に続き店には傾向の似た邦題の

ジャケットのテイストも近いシングル盤が並んでいました。

 

「ときめきTWENTY」「Do・Ki・Do・Kiセンセーション」

「恋のキラキラ・ダンス」「恋のローラー・スケーティング」

「さわやかメイク・ラブ」「ときめきスクール・ダンス」

「あこがれワンナイト・ラヴ」などなど

今見れば「なんじゃこりゃ」ですけど、まあブームでしたから。

 

 

ビクター、EPIC、テイチク、ワーナーからどんどん出てくる

キャンディポップ群に乗り遅れた感のあったEMIのAさんは

そこに参加するために中黒打ったりする

寄せたああいう邦題を考えたのでしょう。

残念ながらブームのピークが過ぎていたのが誤算でしたかね。

それにしても「ト・キ・メ・キ!探検隊」は目立ちます。

 

 

キャンディ・ポップを検索していたら

こんなシングルがありました。

「ロビンフッド」フォックス&プロムス(1979年)

 

キャンディポップの特徴は英米だけじゃなく

ベルギーやオランダ他世界各国の音源

(中には日本制作洋楽も)だったことにあるのですが

これはドイツ、そしてレーベルがEPICソニー!

この時は私もまだEPICの制作課長でいたはずなのに

発売企画書にハンコ押した記憶がありません。

本当に1979年発売?もしそうならきっと

「勝手に出しとけ」みたいなスタンスだったのでしょう。

キャッチコピーは

「馬蹄の音も高らかにあのロビンフッドがやってくる!」だって。

 

https://www.youtube.com/watch?v=2YYldcOYW0o

 

日本洋楽ではあっても「キャンディ・ポップ」はわかりません。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>