不動産としてのオフィスはなくても家で仕事はできるのだが
困るのはアポとアポの間の時間のつぶし方で
2時間くらいなら本屋さんとレコード店で何とかなるとしても
3時間だと家に戻るには足りず映画館に入るしかない。
ただ上映時間の関係で観たい映画が観られることは少ない。
この日も結局・・・
この日まで観る予定もつもりもまったくなくて
天皇の「聖断」中心の話かと思っていたら
天皇はクライマックスまで登場しない。
というよりアメリカ映画だったの?
缶コーヒーの宇宙人のトミー・リー・ジョーンズなので
てっきり終戦の日に合わせた日本映画かと思っていた。
1945年8月、日本が連合国に降伏し、第2次世界大戦が終結。
ダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQが日本に置かれ、
米軍統治が始まる。そんな時、日本文化を研究し、
日本に対して格別な思いを抱くボナー・フェラーズ准将は、
太平洋戦争の真の意味での責任者は一体誰なのかを調査するよう
日本に対して格別な思いを抱くボナー・フェラーズ准将は、
太平洋戦争の真の意味での責任者は一体誰なのかを調査するよう
マッカーサーから極秘に命じられ、独自に調べを開始するが……。
あれ?フェラーズ准将って「ロスト」のジャックじゃん。
彼とアメリカ留学していた日本女性との悲恋物語でもあるが
そのラブストーリー以外はかなり<見られる映画>だった。
東条英機、近衛文麿、木戸幸一、関屋貞三郎の思惑と取り調べ
「矛盾だらけの」「建前と本音の」国に戸惑うGHQ。
単純な「日本人は悪」という視点ではなく客観的に描いている。
単純な「日本人は悪」という視点ではなく客観的に描いている。
焦土のCGやセットはリアリティあるし、外国映画によくある
日本なのかアジアなのかわからないような街や家がないのもいい。
日本なのかアジアなのかわからないような街や家がないのもいい。
天皇がマッカーサーに会い英語で自分の考えを伝える
この映画のハイライトにはついジーンとしてしまうほどで、
時間つぶしに観ちゃって申し訳ないような映画だった。
オーバーな演技がいつもうるさい日本人俳優はいるものの
難しいテーマを映画化したところに
この映画の価値はあるのだろうと思う。
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