11月28日29日にジューダス・プリーストの東京公演があり
とりわけ29日は私の住んでる街にできた小屋だったので
10年ぶりのジューダスを見たかったのだが
通院の関係で涙を呑んで諦めた。
しかし、普段のツアーには参加していないはずの
闘病中のグレン・ティプトンが終盤に登場したそうで
それなら無理してでも行って、相憐れむでもないけれど
せめて握手くらいしたかったなと、思っても後の祭りだ。
1977年から81年までの4年間ジューダスの日本担当だった。
そのメリットかソニーからアナログ・レコードを頂いた。
「ファイアー・パワーEP」11月21日発売
最新アルバムから2曲、2016年のライブから2曲の計4曲
https://www.sonymusic.co.jp/
隅々までこだわりのある商品はもちろん日本企画、
日本限定発売のカラーレコード。
日本独自企画は何でも絶賛しちゃう私ではあるが、いい出来。
ジューダスの7インチレコードとしては
1986年のシングル「ロックドイン」以来32年ぶりだそうで、
カッティング、プレス、ジャケットデザイン、当然すべて日本。
マニアックなファン以上に作った担当者が嬉しいことだろう。
出来上がった商品を手にした時の喜びが伝わって来るようだ。
こういうのが担当冥利ってもんなんだよね、中西さん。
もう一つ、シンコーミュージックから来日に合わせた
ジューダス・プリーストのムックが11月28日に発売になり
それが送られてきた。
手前味噌ながら
「"イン・ジ・イースト"をつくった男」なる
私のインタビューが載っている。
https://www.shinko-music.co.
https://en.wikipedia.org/wiki/
ムックの中に特別インタビューというのが2つあって
一つはジューダス・プリーストの前身バンドの
中心人物でヴォーカリストの"アル・アトキンス"
もう一つが"イン・ジ・イースト"をつくった男。
並べられたのは名誉なことだ。
そのインタビューでも話しているんだけど
私は元洋楽ディレクターとして紹介される時
<エアロスミス、チープトリック、クラッシュ、
ジャニス・イアンなど担当>と書かれることが多い。
ジューダスは大体「など」の中に入れられる。
(失礼な! "イン・ジ・イースト"は俺だよ)と思っても
その「イン・ジ・イースト」自体がイギリスで11位
アメリカでも初めてチャートインした出世作とは言え
「at武道館」ほどは評価されていないのが悔しかったから
正直今回のインタビューは溜飲を下げるものだった。
しかし「イン・ジ・イースト」を語る前に、
ジューダス・プリーストって「鋼鉄神」になるにつれ
ファンの熱狂度がまさに神を敬うように増すのに反比例して
全体のユーザーの幅が狭くなっていった気がする。
2012年に英国レコード産業協会が行った一般投票による
「英国で最も重要なハードロック・バンド」
(Most important British hard rock band ever)の結果がある。
1位;ブラック・サバス
2位;アイアン・メイデン
3位;レッド・ツェッペリン
4位;モーターヘッド
5位;ディープ・パープル
6位;ジューダス・プリースト
70年代はこういうバンドの曲がシングルカットされ
ラジオのヒットチャート番組でも流れていた。
NWOBM(New Wave Of British Heavy Metal)の前、
みんなが人間だった時代だ。
「イン・ジ・イースト」もジューダスがまだゴッドになる前
悩み多き人間バンドだった1979年の産物だ。
EP盤に収録されている中からこれ
「ヘリオン~エレクトリック・アイ」(2015年8月のライブ映像)
凄っ!立派!神!
https://www.youtube.com/watch?
気持ちいい。
ライブ見たかった。