フランスの各地で4月から大学紛争が起きている。
ソルボンヌ大学他でデモやストライキが行われ
キャンパスの一部は学生たちに封鎖されているらしい。
https://news.yahoo.co.jp/bylin
フランスの学生たちの主張が
日本では考えられないものなのでここでは省くとして、
時期的にこのすぐ後に起きた日大のアメフト部事件、
反則タックルをした選手が5月22日に立派な記者会見をして
あれから2週間以上経つのに未だに泥沼状態のままだ。
日大の一般学生は今、何をどう考えているんだろう?と思う。
あの学生の記者会見をテレビで見ていたら
ふと不思議なめぐり合わせに気づいたので書いてみると、
記者会見のピッタリ50年前の1968年5月23日、
日大の学生たちが初めて神田でデモを行っている。
「200mデモ」と呼ばれた。
日本大学執行部の20数億円の使途不明金がキッカケの抗議デモは
そのまま日大全共闘の闘争につながっていくのだが
50年前のこのデモの先頭に立っていたのは
ヘルメットにタオル姿じゃなく学生服姿の学生で
日大の校歌を歌っていたという(伝聞)。
普通の学生たちの自分たちの大学を思っての行動だったのだろう。
その「なんとかしなきゃ」の気持ちが秋田明大を生み
どんどん運動は過激化していったわけだが
結局50年経っても日大は変わらなかったようだ。
てか、構造的にはもっと締め付けが厳しくなってる?
50年前のパリ大学から始まった全国的な社会運動を
フランスでは「5月革命」と呼んでいる。
さすがフランス革命の国、フランスでは
今でも学生の発言や運動は日常なのかもしれないが
日本は問題が起きても時が過ぎてみんな飽きるまで
黙ってるしかないのかしら。
そんな折、6月10日にこんなイベントが計画されているそうだ。
なんだかなーー。
やっぱり<旧交を温めるおっさんたち>より
現役の今の学生さんがどう考えてるかだよな。
この人達も含め、1968年の頃の映像は滅入るので
その当時のフランスの田舎の人間物語で
ルイ・マル監督のいい映画がある。
これで「5月革命」の雰囲気はわかるかな。
「五月のミル」(1990年)
https://www.youtube.com/watch?