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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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50年前の5月

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フランスの各地で4月から大学紛争が起きている。

ソルボンヌ大学他でデモやストライキが行われ

キャンパスの一部は学生たちに封鎖されているらしい。

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20180421-00084284/

 

フランスの学生たちの主張が

日本では考えられないものなのでここでは省くとして、

時期的にこのすぐ後に起きた日大のアメフト部事件、

反則タックルをした選手が5月22日に立派な記者会見をして

あれから2週間以上経つのに未だに泥沼状態のままだ。

 

日大の一般学生は今、何をどう考えているんだろう?と思う。

あの学生の記者会見をテレビで見ていたら

ふと不思議なめぐり合わせに気づいたので書いてみると、

記者会見のピッタリ50年前の1968年5月23日

日大の学生たちが初めて神田でデモを行っている。

「200mデモ」と呼ばれた。

 

 

 

日本大学執行部の20数億円の使途不明金がキッカケの抗議デモは

そのまま日大全共闘の闘争につながっていくのだが

50年前のこのデモの先頭に立っていたのは

ヘルメットにタオル姿じゃなく学生服姿の学生で

日大の校歌を歌っていたという(伝聞)。 

普通の学生たちの自分たちの大学を思っての行動だったのだろう。

その「なんとかしなきゃ」の気持ちが秋田明大を生み 

 

 

どんどん運動は過激化していったわけだが

結局50年経っても日大は変わらなかったようだ。

てか、構造的にはもっと締め付けが厳しくなってる?

 

50年前のパリ大学から始まった全国的な社会運動を

フランスでは「5月革命」と呼んでいる。

さすがフランス革命の国、フランスでは

今でも学生の発言や運動は日常なのかもしれないが

日本は問題が起きても時が過ぎてみんな飽きるまで

黙ってるしかないのかしら。

 

そんな折、6月10日にこんなイベントが計画されているそうだ。

 

 

なんだかなーー。

やっぱり<旧交を温めるおっさんたち>より

現役の今の学生さんがどう考えてるかだよな。

 

この人達も含め、1968年の頃の映像は滅入るので

その当時のフランスの田舎の人間物語で

ルイ・マル監督のいい映画がある。

これで「5月革命」の雰囲気はわかるかな。

「五月のミル」(1990年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=bMvS0ciNmis

 

 

 

 

 


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