昨今のアナログ・ブームのせいか
レコード・プレイヤーも人気らしい。
中には1万円前後のスピーカー内蔵で
音源をパソコンに取り込めるものもある。
オーディオとしては満足できるものじゃないが
こういう昔あったポータブル電蓄の今版と思えばいい。
外付けのスピーカーにつなげば
音が聴こえる玩具としてはそれなりに使える。
家にもこのタイプが2台ある。
こんなニュースも見た。
自走式レコードプレイヤー「Record Runner RR-18CR」 人気
https://info.shimamura.co.jp/d
簡単に言うとレコード針の付いたミニチュアの車が
アナログ盤の上をグルグル回って音楽を再生するもので
玩具みたいと言うより玩具そのものだ。
その動画
https://www.youtube.com/watch?
40年近い昔、出始めの頃は「サウンドワゴン」という名前だった
それがずっと生きていて、むしろ復活してるようで面白い。
この「サウンドワゴン」を
ラジオ・プロモーションに使った。
80年代の初めだったと思う。
当時の洋楽プロモーションというのは
ラジオでかけてもらうことが主たる業務だったから
宣伝マンはコスプレしたり、販促物を配ったり
他社より目立つことだけを考えている毎日だった。
この「サウンドワゴン」も威力を発揮した。
放送局中の人が集まってきて「面白い~」「可愛い~」と
大ウケだったので全国の営業所にも送った。
各地で大評判だった。
が、2回目に持っていくと「それ、もういいよ」と言われ、
宣伝の役に立たなくなった「サウンドワゴン」は
引き取り手もなく会社の何処かにしまわれたままになった。
その「サウンドワゴン」に改良がなされて
「レコードランナー」として復活しているようだ。
<特徴>
・日本製
・スピードマニュアルコントロールノブ (再生速度の微調整が可能になりました)
・オーディオテクニカ製のカートリッジと交換式レコード針を採用
・33回転(33rpm)のレコード再生が可能です
・アンプ/スピーカー内臓
・単四電池2本で約90分駆動
・ボリュームコントロール
・ランアウトグループ (自動停止機能)
・電源状態が一目で確認できるLED Track/Powerライト
・気温や湿度などレコード盤面の状態変化に対応するスピード調整切
・Volkswagen 社公認ライセンス商品
・アジア、アメリカ、ヨーロッパ各国でサポートを行っています。
・世界中のレコードコレクターから愛されています
ナルホド・・・でも私も「もういいや」かな。
その「サウンドワゴン」を使って
誰の曲をプロモーションをしたのかは、まったく覚えていない。
EPIC時代は間違いないので、REOスピードワゴンだった
ミゲール・ボセだったかシェイキン・スティーヴンスだったか・・
シェイキン・スティーヴンス「グリーン・ドア」(
https://www.youtube.com/watch?
ネオ・ロカビリーの歌手で私は好きだった。
おとなしいLPジャケットを勝手に日本仕様に変え
無断でロゴマークも作り、多額の宣伝費を使って広告も打ち
プロモーション来日もさせたし
ダブリンに取材に行って爆弾騒ぎに巻きこまれまでしたのに
・・まったく売れなかった。
もちろん大赤字。
でもこういう失敗はよくあることで
サウンドワゴンと一緒にすぐに忘れた。