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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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自走式レコードプレイヤー「レコード・ランナー」

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昨今のアナログ・ブームのせいか

レコード・プレイヤーも人気らしい。 

中には1万円前後のスピーカー内蔵で

音源をパソコンに取り込めるものもある。

 

オーディオとしては満足できるものじゃないが

こういう昔あったポータブル電蓄の今版と思えばいい。

 

 

 

外付けのスピーカーにつなげば

音が聴こえる玩具としてはそれなりに使える。

家にもこのタイプが2台ある。  

 

こんなニュースも見た。

自走式レコードプレイヤー「Record Runner RR-18CR」 人気

 

  

https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2018/05/123689

 

簡単に言うとレコード針の付いたミニチュアの車が

アナログ盤の上をグルグル回って音楽を再生するもので

玩具みたいと言うより玩具そのものだ。

その動画

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=Qe5ib947Hjc

 

 

40年近い昔、出始めの頃は「サウンドワゴン」という名前だった

それがずっと生きていて、むしろ復活してるようで面白い。

 

 

この「サウンドワゴン」を

ラジオ・プロモーションに使った。 

80年代の初めだったと思う。

 

当時の洋楽プロモーションというのは

ラジオでかけてもらうことが主たる業務だったから

宣伝マンはコスプレしたり、販促物を配ったり

他社より目立つことだけを考えている毎日だった。

 

この「サウンドワゴン」も威力を発揮した。

放送局中の人が集まってきて「面白い~」「可愛い~」と

大ウケだったので全国の営業所にも送った。

各地で大評判だった。

が、2回目に持っていくと「それ、もういいよ」と言われ、

宣伝の役に立たなくなった「サウンドワゴン」は

引き取り手もなく会社の何処かにしまわれたままになった。

 

その「サウンドワゴン」に改良がなされて

「レコードランナー」として復活しているようだ。

 

<特徴>

・日本製

・スピードマニュアルコントロールノブ (再生速度の微調整が可能になりました)

・オーディオテクニカ製のカートリッジと交換式レコード針を採用

・33回転(33rpm)のレコード再生が可能です

・アンプ/スピーカー内臓

・単四電池2本で約90分駆動

・ボリュームコントロール

・ランアウトグループ (自動停止機能)

・電源状態が一目で確認できるLED Track/Powerライト

・気温や湿度などレコード盤面の状態変化に対応するスピード調整切り替えスイッチを搭載

・Volkswagen 社公認ライセンス商品

・アジア、アメリカ、ヨーロッパ各国でサポートを行っています。

・世界中のレコードコレクターから愛されています

 

ナルホド・・・でも私も「もういいや」かな。

 

その「サウンドワゴン」を使って

誰の曲をプロモーションをしたのかは、まったく覚えていない。

EPIC時代は間違いないので、REOスピードワゴンだった

ミゲール・ボセだったかシェイキン・スティーヴンスだったか・・


シェイキン・スティーヴンス「グリーン・ドア」1981年全英No1)

 

https://www.youtube.com/watch?v=3O0UVI6UsBA

 

ネオ・ロカビリーの歌手で私は好きだった。

おとなしいLPジャケットを勝手に日本仕様に変え

無断でロゴマークも作り、多額の宣伝費を使って広告も打ち

プロモーション来日もさせたし

ダブリンに取材に行って爆弾騒ぎに巻きこまれまでしたのに

・・まったく売れなかった。

もちろん大赤字。

でもこういう失敗はよくあることで

サウンドワゴンと一緒にすぐに忘れた。

 

 


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