「第20回亀倉雄策賞」受賞記念の「中村至男展2018」が
銀座のクリエイションギャラリーG8で開かれている。
http://www.jagda.or.jp/awards/
文学の芥川賞、映画のオスカーのように
グラフィックデザインの世界では最も名誉ある賞を
元同僚で後輩で友人の中村ノリダーが受賞したので
こりゃ何としてでも表敬訪問せにゃイカンと
同じ職場で働いていた望月さんと行ってきた。
驚いたのは99%が若い女性客。
ノリダーの作品が醸し出すナイーブでメルヘンチックな
優しくて可愛い世界観のせいじゃないか、なんて
芸術のわからない私は思う。
隠れんぼのようなミッフィーとのコラボが楽しい。
「Snowの部屋」も楽しい。
ノリダーの青の使い方が私は好きなので
「ノリダー・ブルーだよね」と本人に言ったら
「普通に絵の具をベタに塗ってるだけです」と言われた。
「握手して下さい」「写真撮らせて下さい」と
客に囲まれるノリダーを待ってから
小さな祝勝会に行って思い出話に花が咲いた。
その昔、事務所が渋谷の宮益坂の上にあった頃
村上茂さん(故人)と4人で朝から「ボンバーマン」をやったっけ。
休日まで集まって「ボンバーマン大会」やったっけ。
「アートアーティスト・オーディション」の第一回目は
スタッフだったノリダーも応募して受賞したよね。
(サクラじゃなく実力でね)
本当はここにデスクの河合さんと、海外出張中の古澤さんと
亡くなった茂さんと豊田さんがいたら最高だったのにねと。
ほとばしる才能から「先生」と呼ばれるほどになっても
偉ぶることもなく昔のままソフトでやさしいノリダーを挟んで
祝福のキスのつもりの記念写真を撮った。
「中村至男展2018」
銀座クリエイションギャラリーG8で明日まで。
入場無料。館内写真撮影可。