「レコード・コレクターズ」5月号の特集は
「1968年の音楽地図」
今から50年前の1968年。前年の夏に巻き起こったサマー・オ
ちょうど半世紀前の1968年、
映画は「俺たちに明日はない」とか「卒業」とか。
タイガースの「世界はボクらを待っている」の公開が
私の大学入学と同じこの年の4月だったから、
映画を観た後で「銀河のロマンス」を口ずさみながら
放送研究会の部室への階段を登っていた。
テンプターズの「エメラルドの伝説」もすぐ後でヒットしてた。
10月21日は、今はない高田馬場の駅前の喫茶店で
つき合ってた女の子から別れ話を切り出され、
腹立ち紛れでよせばいいのに新宿の国際反戦デーに行って、
紀伊国屋書店の前で私服にすれ違いざま膝蹴りを食らい
道路に倒れてうめいてた。
「新宿騒乱事件」と呼ばれた現場だった。
団塊の世代にとっては青春ど真ん中のそんな1968年
当たり前だけど、じいちゃんもまだ若かった。
後の私の人生に大きくかかわることになるCBSソニーが
会社設立して8月21日に第一回新譜を発売した年でもある。
だからあの会社も今年で50周年になる。
翌1969年はいきなり 安田講堂陥落から始まって
ツェッペリン・デビュー、シカゴ・デビュー、
藤圭子デビュー、ウッドストックなんかあり
アポロ11号は月面に着陸し
「ニュー・ミュージック・マガジン」が創刊した。
来年はミュージック・マガジン社が50周年の番だ。
CBSソニー・レコードとミュージック・マガジン社は
象徴的にほぼ同じ年ということだ。
「銀河のロマンス」ザ・タイガース(1968年)
https://www.youtube.com/watch?
この「レコード・コレクターズ」5月号の「洋楽マン列伝」は
先日の「ごま屋の会」でも一緒だった元CBSソニーの喜久野さんだ。
生まれて初めて見た外タレはジリオラ・チックェッティだったって。
そんな話は聞いたことないぞ。
去年の来日にも全然興味示さなかったし。
あ、ジャーニーとかビリー・ジョエルとか
ブルース・スプリングスティーンのイメージと違うからかな。