BSでは毎晩どこかで同じような懐メロ番組をやっている。
演歌や歌謡曲やフォークが主流で
グループ・サウンズ(GS)が取り上げられることは滅多にない。
あっても昔の面影のない姿にガッカリしたりする。
できるならレコードをかけて欲しいと思うのだが
ラジオじゃないので仕方ないか。
GSブームのピークは1967年68年のわずか2年ほどだった。
私もその2年間は、新宿や池袋によく通ったものだ。
今もカップスやジャガーズやダイナマイツなど好きだが
客観的にあのGSブームを振り返ってみると
やっぱツートップはタイガースとテンプターズだったと思う。
特にジュリーとショーケンの人気は群を抜いていた。
それなのに2バンドのその後は
タイガースが大々的な復活コンサートをやったのに対し
テンプターズは復活どころか誰も懐古番組に出ない
出演しないせいもあるのか番組の中でも意外と扱いは小さい。
アルバムは2枚持っている
2枚目のアルバム・タイトルは「5-1=0」という。
5人のうちの1人が抜けてもゼロという意味だろうが
大口広司と田中俊夫が既に鬼籍に入っているから
テンプターズのバンドとしての復活はもうない。
ショーケン(萩原健一)が自分のレーベルを立ち上げて
22年ぶりのシングルを来月発売するというニュースがあった。
ようやく又歌う気持ちになったみたいだ。
https://www.nikkansports.com/e
今日はテンプターズの代表曲の一つ
「今日を生きよう」(1967年)
デビューシングル 「忘れ得ぬ君」のB面、訳詞なかにし礼
https://www.youtube.com/watch?
この曲はグラス・ルーツ(1967年)のカバーだった
https://www.youtube.com/watch?
さらにそのオリジナルはザ・ロークスの
「泣いておくれ」(1966年)というイタリア語の曲で
https://www.youtube.com/watch?
このロークスはドリフターズのこれをパクったと言われている
「アイ・カウント・ザ・ティアーズ」ドリフターズ(1960年)
https://www.youtube.com/watch?
色々あるにせよ
ベンチャーズやデイブ・クラーク・ファイブもそうなんだけど
テンプターズももっと評価されていいバンドだと思っている。