父も祖父も若い時から髪の毛は波平さん状態だった。
遺伝でいつか私も同じようになるにしても
「せめて50歳くらいまでもってくれ」
と思っていたのが意外と長く存在したまま
なんとか今日まで来た。
ただ、さすがに古稀も目前となり
そこに1年間の通院の薬の副作用が重なり
このところ薄毛が進行してきているため
バーコードはヤバイから
スキンヘッドまではいかなくても
坊主頭かそれに近い短髪にせざるを得ないかと
最近考え始めている。
ところが世の中には極端な短髪の
似合う人似合わない人がいる。
似合う人というのは、
ワイルドでいかつくて、顔の彫りが深くて
ヒゲが濃く、頭の形のいい人 、
そして筋骨隆々のスポーツマンだ。
例えばジェイソン・ステイサムみたいな。
ひるがえって私の場合は
青っ白いうらなりの平らな長い顔
ヒゲは薄くまばら、ぷっくり腹のガリガリ
筋肉などどこにもなくワイルドの欠片すらない。
だから圧倒的に坊主頭は似合わないと自覚している。
でもしょーがないよなあ。
そんなところにゲーハの似合う友人の1人
北川さん驚きのニュースが先週入った。
「世耕経済産業相は2日の記者会見で、所管する政府系ファンド
<クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)>の社長に
ソニー・ミュージックエンタテインメント顧問の
北川直樹氏(64)を充てると発表した」
https://www.nikkei.com/
彼がCBSソニーの洋楽アルバイト時代から知っているだけに
クリビツテンギョウ。
1月の「劇団TAKICHI」の旗揚げ公演では
友情出演で「たぬきマスター」の役をやってくれたが
まさかこんな人事が進行してるとはつゆ知らず。
彼もこれからは重責で芝居どころじゃないだろうから
この日のお客さんは貴重な舞台を見たことになる。
この頭と眼鏡と白ヒゲが板について堂々のビジュアルと貫禄だ。
1970年代、長髪の着たきり雀だった若者がまさに「今様太閤」
たいしたもんだ。
驚きと同時に友人の一人として誇らしく喜びでもある。
さてさて、私のヘアスタイルはどうしようかな。