ご先祖の一人、野中茂平が徳川家斉治世の
文化文政時代に生まれたところまでは確認できたものの、
今回はさらに遡ることは叶わず
茂平も住んでいただろう辺りに立てただけで
ましてや家に伝わる
「野中兼山の親族で高知から逃れてきた」とか
「いやいや平家の落人だった」説は、もうロマンの世界だ。
駅近くで四万十川の鰻を食し、
町役場で「窪川町史」を読み高知に向かった。
祖父の住んだ高知市朝倉にあった旧陸軍歩兵第44連隊跡は
現在は高知大学になっている。
住居だった住所が不明なため市電の朝倉駅では降りず
2つ先の朝倉神社前まで行く。
「婉という女」の野中婉終焉の地の碑がある。
朝倉にはうちの親戚が多く住んでいたと聞いているので
やはりロマンの説も捨てきれない。
高知城追手門前には野中兼山住居跡の碑がある。
歴史博物館を見た後は観光ついでに桂浜に行く。
ここは特に感慨はない。
父も龍馬よりジョン万次郎の方が好きだったなあと。
夜は豪華にごちそうが並んだ。
北海道の魚も旨いが南国土佐も恐るべしだ。
鰹の塩たたき、びんちょうマグロ、清水サバ、
どろめ、うつぼ、アオノリの天ぷらなど
東京では食べたことのないモーレツなうまさ。
<野中家ルーツを辿る旅>、これにて完。