Quantcast
Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

映画好き嫌い

$
0
0

ビビリな私はホラー映画を苦手にしている。

ホラーじゃなくサスペンスなんかの

ミエミエの脅かしにすらビクッと飛び上がったりする。

さらに苦手を超えて<嫌いな映画>もある。

徳光さんほどじゃないにしても涙もろいタチなので

特に小さい子どもや動物に過酷な運命を与えて

観客の涙を誘うような映画だけは絶対に観ないようにしている。

嫌いなのだ。

 

この日、平日2時半の上映二番館。

空いた時間を埋めるには適当な映画のはずだった。

ニコール・キッドマンと、「ドラゴンタトゥーの女」の女優と、

「スラムドッグ・ミリオネア」の俳優が出てる。

ネットで見たあらすじに私の危機予知センサーが少し反応したが

アカデミー賞の作品賞候補でもあったし、実話だそうだし

それこそ「スラムドッグ・・」と同じくらいのものだろうと

たかをくくって観て、見事に泣かされた。

 

「ライオン~25年目のただいま~」

 

1986年、インドで母親と兄妹と極貧の生活をしている5歳の少年サルーは

兄と仕事を探しにでかけた駅に停車していた回送列車の中で眠り込んでしまい、

1600km離れたカルカッタまで行ってしまう。

迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。

25年後、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられ

おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに母や兄が暮らす故郷を探し始める。

予告編

https://www.youtube.com/watch?v=5pC9WO_BIyU

 

なんだよー、延々とこの子じゃないか~!

 

 

 

同じ実話ベースでもアンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」は

半年で見つかってからストーリーのメインテーマが始まるのに

こっちは映画の半分くらいまでずっと迷子のこの子なのよ。

現代から昔を思い出すのではなくしっかり1986年から始まるの。

 

参ったな、号泣映画だったかと気づいてももう遅い。

隣の椅子のおばさん2人連れなんてオイオイ泣いてる。

そもそも公開の終わってる映画なのに客の入りが半端じゃない。

整理券がなくなってたから8割は埋まっていた。

ほとんどが年輩の女性、私みたいな年輩男性も多少いて

迷い込んで来た感の若いカップルが2組、つまり若者4人。

この映画館にしては本当に珍しく大盛況、

もしかすると大ヒット映画だったのかもしれない。

 

ということで今日は映画の感想はナシ。

嫌いな映画で、とてもいい映画だった。

しかし、よりによって

孫と過ごした翌日に観る映画ではなかったなあと。

 

音楽は主題歌よりも少年を騙そうとする悪い女の人が

口ずさんでたSalma Agha って歌手の「Come Closer」

その方が気になったのだが映画と関係ないこの曲にする。

映画のテーマの一つはこれだったから。

 

(ニュース画像の本人と実母と養母)

 

「母と子の絆」ポール・サイモン(1972年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=VJmiIekAZXQ

 

1972年、新入社員でこのシングルのラジオ宣伝担当をした。

ただサンプル盤を届けるだけでオンエアされた曲だ。

当時はちあきなおみの「喝采」のイントロが似てると言われてた。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2743

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>