孫は目に入れても痛くないほど可愛いと言う人もいれば
孫よりペットの方が可愛いという人もいる。
それぞれの家の状況や環境や価値観によるので
一概に結論は出せないけれど、
孫がいくら可愛くても所詮子どもの子どもなんだし
ペットは私は飼ったことがないのでわからない。
世間では高齢者の「孫疲れ」も問題になっている。
日常的な孫の世話でヘトヘトのジジババが多いらしい。
うちはこんな夏休みや家族の記念日、親の用事の時など
たま~に面倒見る程度なのだがその疲労の想像はできる。
でも孫が乳児から幼児、そして児童になるスピードは
驚くほど早いから世の中のジジババの疲労もあと少しの辛抱と思う。
その成長を感じられるのは、正直楽しいものだ。
我が家の孫の小3になった兄と私は
最近人間同士の会話が成立するようになった。
「どうして北朝鮮ってミサイルを撃つの?」と聞かれた。
神戸市議の辞職を見て「この人はどんな悪いことをしたの?」とも
答えるのに四苦八苦しながらそれはそれで嬉しい。
仲良しの兄と妹の個性の違いも際立ってきつつある。
兄は外国に行ってみたいと言い、妹は行きたくないと言う。
兄は二学期が楽しみで、妹はこのまま夏休みがいいと言う。
兄は本を読み始めると呼んでも聴こえなくなるが
妹はTVや外の音が気になって集中できない。
兄も妹も幼稚園の時からピアノと水泳を習っている。
この春から兄は地区の野球チームに所属し
妹はチアリーディングに参加するようになった。
2人の「児童」がこの後「生徒」「学生」になるのもあっという間と思われる。
家を出て駅に向かうのを見送り「ふぅ~」とジジはため息をついた。
こうして孫の夏休みが終わった。
今日はバッドフィンガー
ビートルズの弟バンドとしてアップルからデビューし
「嵐の恋(No Matter What)」や「デイ・アフター・デイ」、
ニルソンがカバーしてヒットした「ウィザウト・ユー」他
代表曲も多いのにトラブル続きで悲劇のバンドと言われている。
「なつかしのアップル(Apple of My Eye)」(1973年)
アップル・レコードに残した最後のアルバムに収録された曲なので
それをかけたタイトルと考えられるが、
Apple of My Eyeとは一般に「かけがえのない存在」の意味で
さらには「目に入れても痛くない」孫の形容にも使われる。
そんなこじつけでこの曲だ。