薬効成分を含まない偽薬でも
患者が薬と思い込むと同じ効果が出ることを
<プラシーボ効果=偽薬効果>と呼ぶのだそうだ。
例えば小麦粉を風邪薬や痛み止めと言って飲ませたら
症状が改善されたというような。
その反対に<ノシーボ効果>というのがあって、
薬じゃないのに「この薬にはこういう副作用がある」
と言って飲ませるとその副作用の症状が出ることがあると。
科学的なメカニズムは解明されていないが
症例は多く確認されているという。
思い込みや信じる「気持ち=心理」が
フィジカルに何らかの影響を与えるのだろう。
暗示が「自然治癒力」を刺激するとかね。
宗教の起源についてまわる多くの「奇跡」は
きっとこれだったんじゃないかと思うわけです。
いやいや、「野中が怪しい宗教にはまってるらしいぞ」ではなく
つい最近この「プラシーボ効果」を私自身が体験したもので
はい。
私も通院期間は当然ながら禁酒。
でも禁酒と言われたって40年以上夕飯はお酒とツマミだったか
いきなり夕飯にご飯なんて無理な話です。
ノンアルコールのビールとかワインにせざるを得ない。
ところがみんなマズくてね、色々試した結果
「アサヒ・ドライ・ゼロ」これが一番ビールっぽい
あくまでビールっぽいだけで美味くはないけど
不思議なことに
ロング缶1本でポワッと酔うんです。
アルコール度0.1%でもなく0.00%なのに。
おかげで夜もすぐに眠れる
なんじゃこれはと
明らかにプラシーボっしょ。
きっと灰色の脳細胞がだまされているんだと思われる。
(お、ビールが入ってきたぞ・・・じゃあ酔うか)って。
病は気からとはこういうことかもしれない。
メンタルとフィジカルは関係してるんだなあと思うのです。
いやいや繰り返しますが、怪しい療法に手は出さないですよ。
スピリチュアルと言ったとたんに怪しくなるからね。
さあて
今日からまた本物のうまいビールとワインが飲める。
ビールの歌も結構たくさんある中、今日はこれにしよう。
スコーピオンズ「恐怖の蠍団」より
「イット・オール・ディペンズ」(1972年)
歌詞があってないようなマイケル・シェンカーの
ギターのためだけの曲みたいだ。