変わった名前の雑誌がある。
「昭和40年男(Born in 1965)」
http://www.crete.co.jp/s40otok
**昭和40年生まれの男性限定情報誌**
「ノスタルジックな想い出が呼ぶ共感」と
「明日を生きる活力」を中心に誌面を構成。
夢あふれていた少年時代を振り返って
当時流行った事物を紹介したり、
同世代へのインタビューで
40年生まれたちの今を切り取ります**
手にして絶句した私でした、マジに。
<昭和40年生まれの男性>にターゲットを絞るって
・・・想像を絶するというか、文字通り絶句でしょう。。
私みたいな凡人からは絶対に出てこない発想で
あまりにもユニークすぎませんかね?
総務省の統計ってのを検索してみると
該当する日本人は今52歳で、89万人。
万人向けより狭く深いマーケティングの方が
今は正しいとは思うんだけど
それにしてもダイナミックな行動力。
しかもこの出版業界青息吐息の時代に
コンビニにも置かれて好調な数字を出してるとか。
隔月刊で創刊は2009年の10月。
(「パイレーツ・ロック」とほぼ同時期だ)
8年目に入り、この1月発売の2月号で41冊目となる。
更に恐ろしいことにこの雑誌、全ページカラー
それでいて定価700円。あり得なくない?
当然内容は昭和40年に生まれた男性が喜ぶもの。
今月号の特集は「俺たちのSF」で、他にアニメ、映画、
アイドル、車、野球、相撲などあり、他に健康講座として
「前立腺のリスク~尿から届く不吉な知らせ」なんてのもある。
音楽の特集ページではこの号は
喜久野さんがブルース・スプリングスティーンを語ってる。
実は3月発売の4月号に私がチープ・トリックで取材を受けてるので
その告知のつもりで読ませてもらったんだけど
いやいや、おみそれしました。
この編集方針で数字出してるってすごいです、大絶賛です。
つい人口の多い「昭和23年男」とか考えちゃうのが私のような凡人。
「昭和40年男で行け~!」とやっちゃうのが天才。
すごい。
クラシック・ロックもこういう流れの上に乗らないといけないな。
今日は喜久野さんに敬意を込めて
アルバム「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」(1984年)から
「ダンシン・イン・ザ・ダーク」
https://www.youtube.com/watch?
歌謡曲も入れちゃうこの発想でBSに番組が欲しいよねー。
懐メロじゃなく元気づけに。