昨日の写真で、私の隣は前むつみさん。
通訳や翻訳業でバリバリ活躍中だ。
海外のロック大好き少女が成長し英語を極め
ヴァージン・ジャパンを経てフリーになってからは
ロックの造詣の深さを活かしアーティストものの翻訳が多い。
思いつくだけでもエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、
オアシス、ボンジョヴィ、トニー・アイオミ、ジョー・ペリーなど
どれも長編で読み応えがある上に
業界特有の言い回しやスラングがいっぱい使われているので
一般の日本語に訳すのは大変な作業だろうと推測する。
そんな前むつみさんのやった仕事で個人的に好きなのは、
たとえ音楽は聞いたことがない人にも
ある一人の人間の<波乱の半生>として読んで面白いこの2冊。
ある一人の人間の<波乱の半生>として読んで面白いこの2冊。
イギリスを代表するブラック・サバスのギタリスト
(へヴィメタルを創った男)とキャッチフレーズが付いている
(へヴィメタルを創った男)とキャッチフレーズが付いている
トニー・アイオミ「アイアン・マン」
イギリスのモデルでジョージ・ハリスン、クラプトンの前妻で
2人に「サムシング」「いとしのレイラ」を作らせた
パティ・ボイド「ワンダフル・トゥデイ」
そして前むつみさんは今この人の自伝の翻訳の真っ最中だ。
デヴィッド・ボウイのプロデューサとして余りにも有名だが
他にもTレックス、シン・リジイ、ブームタウン・ラッツなど
70年代80年代のイギリスを中心に多くのアーティストをプロデュース
間違いなく一つの時代と文化を築いた人物。
芸能ニュース的には、「悲しき天使」のメリー・ホプキンと結婚していた。
そのトニー・ヴィスコンティの自伝は11月に発売予定。
ボウイが今年亡くなったこともあり、来年の1月~4月に
「デヴィッド・ボウイ大回顧展」が開かれることなども合わせ
トニー・ヴィスコンティも再び時の人になるかもしれない。
こういう流れだとBGMはボウイしかないはずだけど
私はやっぱトニー・ヴィスコンティと言えばTレックスだ。
曲はあの「田舎でロックンロール」の奥田英朗少年が
初めて聴いて雷のような衝撃を受けたというこれ。
Tレックス「メタル・グルー」(1972年)
https://www.youtube.com/watch?v=EpA-7dNuobU
ちなみに昨日の写真の左端が
元デヴィッド・ボウイ・ファンクラブのもりじゅだ。
彼女もこのトニー・ヴィスコンティ本の翻訳を分担しながら
来週から始まる「サマソニ」で通訳の仕事をする。
昔も今も洋楽はロック女子力によって支えられている。
昔も今も洋楽はロック女子力によって支えられている。