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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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映画「アイヒマンショー歴史を映した男たち」

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「サウルの息子」とこれは観ないつもりだったのが
先輩からチケットを頂いたので
ならばとありがたく有楽町まで足を運んだ。

映画「アイヒマン・ショー歴史を映した男たち」


1961年、元ナチス親衛隊将校のアドルフ・アイヒマン裁判。


ホロコーストの実態を世界に明らかにするために
この裁判の模様が映像化され全世界に向けて発信される。
4カ月にもわたる長期間その制作に携わった
TVスタッフたちのドキュメンタリー。

歴史上の真実が怖い映画。
学校の近代史の教材にもなりそうだ。


「スポットライト」は新聞社のスタッフだったがこちらはTV。
ガガーリンの宇宙飛行とキューバ危機との試聴率争いや
殺人予告の脅迫状、ホテル・オーナーとの会話など
映画的な場面もあるが、主役は被告人アイヒマンだ。

プロデューサーは大虐殺の一責任者であるアイヒマンも
突然現れた怪物ではなく人間なんだということを暴きたくて
ひたすら銃弾ガラスに囲まれたアイヒマンの顔を追うが
アイヒマンはピクリともしない。
生存者の証言を聞いていても表情が変わらない。
しかもこれは実写だからなおのこと怖い。





ただ、真実は真実だとしても
ヒストリーチャンネルとは違ってこの映画はなんか・・・なのだ。
ま、やめとこ。
ニュースも映画も<作り手><送り手>の意志によって
表現の仕方は変わるし
それを観る視聴者の受け止め方も変わるということかな。
少なくとも私は「誰でもアイヒマンになりうる」
みたいなありきたりな感想は書かない。

で、本筋とまったく関係ないけど
この映画、タバコを吸ってるシーンのなんと多いことか。
昔はレコーディング・スタジオやTV局の卓の前でも
みんなタバコ吸ってたなあとくだらないことを思い出しておりました。

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