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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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夏の音楽

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この時期になると例年「夏の歌」の商品情報が目に入ってくる。

 

ホワイトベリー「夏祭り」がアナログ・シングルで発売されるという。

税込1980円、8月5日発売。

 

https://www.110107.com/s/oto/news/detail/TP01821?ima=0000&oto=ROBO004 

  

2000年12月31日、トップバッターで出演した紅白歌合戦をすぐに抜け出し、

(紅白にまったくビビらなかったメンバーに驚き)

渋谷のカラオケボックスでカウントダウンした日から20年が経っている、

ということは、あの子どもたちも今や35才と36才か。

高校野球の定番応援歌の「夏祭り」が今年は聞こえないのが残念だ。  

 

タワーレコードのバイヤーが選曲したという

2つのコンピレーション・アルバムが7月3日に発売になった。

洋楽はAOR

「SUMMER BREEZE-AOR-ULTIMATE URBAN FAVORITES」

 

 

邦楽はシティ・ポップス

「SUMMER BREEZE- CITY POP-ULTIMATE JAPANESE GROOVE」

 

 

発売に合わせタワーレコードは

8月30日までの「サマーブリーズ・キャンペーン」を開始している。

https://tower.jp/article/campaign/2020/07/04/~/link.aspx?_id=1860D1D491D140DF89724F41F692F5C9&_z=z  

PR動画

https://www.youtube.com/watch?v=gxVQ0oq2g10  

 

アメリカの「ローリング・ストーン誌」が今年

”Best Summer Songs of All Time”として選んだのは

1位“I Like It” Cardi B, Bad Bunny, and J Balvin 

2位 “Dancing in the Street” Martha & The Vandellas

3位 “Summertime Blues” Eddie Cochran

4位 “Old Town Road “Lil Nas X

5位“School’s Out” Alice Cooper

https://www.rollingstone.com/music/music-lists/best-summer-songs-of-all-time-43407/     

 

同じ「ローリングストーン誌」でも

1960年代と70年代に絞るとこうなる

 

"20 Biggest Songs of the Summer: The 1960s"

1位“Tossin' and Turnin'”Bobby Lewis

2位“It’s Now Or Never” Elvis Presley With the Jordanaires

3位“Sherry” The Four Seasons“Sherry”

4位“People Got To Be Free”The Rascals

5位“Sugar, Sugar”The Archies

https://www.rollingstone.com/music/music-lists/20-biggest-songs-of-the-summer-the-1960s-18336/  

 

"20 Biggest Songs of the Summer: The 1970s"

1位“My Sharona” The Knack 

2位“Best of My Love”The Emotions

3位“Bad Girls”Donna Summer “Bad Girls”

4位“I Feel the Earth Move”Carole King

5位“(They Long To Be) Close To You”Carpenters

https://www.rollingstone.com/music/music-lists/20-biggest-songs-of-the-summer-the-1970s-17142/  

 

また、AORといえば、その代表格とも言える

ビル・チャンプリン、ジョセフ・ウィリアムスのプロジェクトの

第2作目となるアルバム「CWF2」が発売されている。

 

https://www.sonymusic.co.jp/artist/champlinwilliamsfriestedt/info/517421

MV「ランナウェイ・ダンサー」

https://www.youtube.com/watch?v=gWfvWaSHnsw

 

なんたって、シカゴとTOTOのヴォーカリストだ。

こういうサウンドって山ほどあったなあと、

新譜なのに古き良き時代を感じさせる、耳ざわりの良い音楽だ。 

(ん?耳触りの良い? 日本語として変かもしれない)

 

1枚目と2枚目のシカゴがメチャクチャ好きだったことが

CBSソニーへの入社希望にもなっていた私なのに

途中から一気に冷めた。

それでもビル・チャンプリンのアルバムを1枚だけ担当している。

「独身貴族」(1978年)

デヴィッド・フォスターのプロデュース。

ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー他参加。

 

 

これはEPICソニー設立すぐの1978年10月、

1日と8日にボストンとチープ・トリックとラムジャムを出した後で

21日にまとめて発売した一連の新譜の中にあった。

私の担当は上の3枚の他に

ハート「ドッグ&バタフライ」

ラス・バラード「サード・ストローク」

スター・キャッスル「リアル・トゥ・リアル」

ザ・ボーイズ「死の掟」

ダン・フォーゲルバーグ&ティム・ワイズバーグ「ツイン・サンズ」

そしてこの「独身貴族」

同じ月にLP9枚とシングル盤を何枚か出しているわけで

全部をプロモーションなんて、できっこないす。

だから殆どのアーティストにごめんなさいです。

それでもダン・フォーゲルバーグの「パワー・オブ・ゴールド」は

多少はヒットしたんじゃないかな。

 

今日はホワイトベリーでもビル・チャンプリンでもなく

ローリングストーン誌が1960年代の夏の歌第1位に選んだ

「トッシン・アンド・ターニング」ボビー・ルイス(1961年)

今年4月に95才で亡くなっている。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=d7cyCRXKUhM

 


プロレスラーの入場曲こそ日本洋楽

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狛江FM(通称コマラジ)日曜夜8時からの番組

「音楽夜話」

第1・3週が清水彰彦さん、岸本ミナミさん

第2・4週が藤倉克己さん、釘島峰幸さんがDJを勤める。

決してトークが専門ではない友人4人なのに

さすがに音楽人生経験が豊富なので面白い。

 

昨夜は藤倉、釘嶋組の<プロレス入場曲特集>を楽しんだ。

 

プロレスはまったく門外漢の私に語れることは少ないが

プロレスラーが入場する際のテーマ曲に

洋楽曲が使われるようになったのは70年代からじゃなかったか。

人気プロレスラー入場の際の舞台を盛り上げる大音響のBGMは

重要な役割だったから多くのヒット曲がそこから生まれた。

 

洋楽を日本で売るには

日本化というか現地化というかローカライゼーションが

絶対に欠かせないと思っている私なので

自分の担当アーティストでは仕事にできなかったけれど

この動きは羨ましくも支持していた。

そして毎度のことながらそういう仕掛けにはいつもEMI石坂さんの影があった。  

 

昨日の番組のオープニング曲

アブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲

「吹けよ風呼べよ嵐」の原題は「One Of These Days」

アーティストはピンク・フロイドというイギリスのバンドだ。

 

 

この場合アルバム「おせっかい」A面の1曲目という情報は意味がない。

https://www.youtube.com/watch?v=wTrNQCYh70Y

 

また、1977年の年間オリコン洋楽チャート1位の

ジグソー「スカイハイ」はそもそも1975年の世界的大ヒット、

それが2年後の1977年に日本で年間1位になったのは

ミル・マスカラスの入場曲に起用されたからだ。

ジャケットも当然変更している。

 

 

70年代から80年代にかけてこういうヒット曲づくりの手法は

色々な場面で展開されていて、ディスコだったりCMだったり、

ドラマや映画の主題歌だったり、後の「タイアップ」の原点でもある。

私が関わったジャニス・イアン、チープ・トリック、フリオ・イグレシアス、

ウィリー・ネルソン、ポイズン、GIオレンジなどの仕掛けもこの路線上にあるから

(ザ・クラッシュだけは別、クラッシュは最初から日本的だった)

こういう体験のDNAが私の「日本洋楽」の大本を構成している。

とは言っても「洋楽の日本現地化」は今では難しい時代なのかもしれない

 

昨夜のプレイリスト

1.ブッチャーのテーマ「吹けよ風、呼べよ嵐」ピンク・フロイド

2.ブルー・ザ・ブロディのテーマ「移民の歌」レッド・ツェッペリン

3.スタン・ハンセンのテーマ「サンライズ」スペクトラム

4.ザ・ファンクスのテーマ「スピニング・トー・ホールド」クリエイション

5.ハルク・ホーガンのテーマ「リアル・アメリカン」リック・デリンジャー

6.ハルク・ホーガン新旧バージョン「ギャラクティカ」

7.ジャンボ鶴田のテーマ「カンフー・ファイティング」カール・ダグラス

8.ビル・ロビンソンのテーマ「ブルー・アイド・ソウル」カール・ダグラス

9.ケリー・フォン・エリックのテーマ「アイズ・オブ・ザ・タイガー」サバイバー

10.ミル・マスカラスのテーマ「スカイ・ハイ」ジグソー

11.アントニオ猪木のテーマ「炎のファイター」アントニオ猪木とファイターズ
 

この中からこの曲。

「人間風車~ビル・ロビンソンのテーマ」カール・ダグラス(1975年)

原題は「ブルー・アイド・ソウル」で最初の邦題は「ソウルドラゴンのテーマ」

 

https://www.youtube.com/watch?v=Jg18dyQkICw 

 

カール・ダグラスは「吼えろ!ドラゴン」の

「カンフー・ファイティング」(1974年)が有名だった。

 

 

それにしても昨夜の「音楽夜話」

藤倉、釘嶋組のプロレスに関する造詣の深さには感服した。

それと「ハルク・ホーガンと飯食ってたらスタン・ハンセンが来た」

なんていうレアな話を藤倉さんがするのを初めて聞いた。

そんなヤツ、あまりいないよ。

 

元ザ・ジャムのポール・ウェラー、2020年に初登場1位

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ポール・ウェラーのニュー・アルバム「オン・サンセット」

全英アルバム・チャート初登場1位になった。

 

 

ポール・ウェラーとは何者かと言えばイギリスのバンド

ザ・ジャム、スタイル・カウンシルの元中心メンバーで、

ジャム時代(1982年)スタイル・カウンシル時代(1985年)、

ソロでの1995年、2002年、2008年、2012年と1位アルバムを出しているので

1980年代から2020年代まで通算7枚目の全英1位アルバムということになる。

 

ちなみに連続する5つの年代で1位を記録したアーティストは

ポール・マッカートニー、ジョンレノン、デヴィッド・ギルモアしかいないらしい。

とにかく凄い人ということだ。

で、早速そのアルバム「オン・サンセット」を聴いてみた。

 

良質で、聴きやすくて、落ち着いた大人のシンガーによる

大人のロックって感じ。

でも、流れるんだなあ。。まあ、ポール・ウェラーも62才だし。

でもこのアルバムの中では本人が

「20年代30年代のベルリンのキャバレーにサージャント・ペパーズ」と言ってる

「イークワニミティ」かな

https://www.youtube.com/watch?v=adw5WNJdc-Q 

 

ソロとして15枚もアルバム出しているほど長い活動でも

私にとってのポール・ウェラーは

何と言っても「ザ・ジャムの」ポール・ウェラーだ。

 

1977年のデビューだからザ・クラッシュと同期といってもいい。

セックス・ピストルズが世の中を騒がせている時にダムドがデビューし

その後をクラッシュとジャムが追いかける形だった。

「ジャムをパンクに入れるなよ、ザ・フー、キンクス、スモール・フェイセスの流れだよ」

とおっしゃる方もいるかもしれないが

リアルなあの時代のザ・ジャムの立ち位置はやっぱり「パンク」だった。

 

1977年、ジャムのデビューアルバムのビジュアルを見て

(まずいなあ・・)と思ったのはモッズのような衣装のあどけない18才の少年だ。

 

 

この新人バンドがクラッシュでお世話になろうとしている

大貫憲章さんの好みの芯を食ってしまいそうな予感がして

シングル盤の「イン・ザ・シティ」を聴いた。

赤信号が点滅した

(ヤバい!カッコいいじゃん!!)

ザ・ジャム「イン・ザ・シティ」(1977年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=ycnWuHsly0A 

 

このジャムに持っていかれぬよう、

そこから憲章さんをクラッシュに引き止めるため

あの手この手でアプローチしたものだ。

結果はどうあれジャムもカッコよかった。

ポール・ウェラーはカッコよかった。

 

同時期に競合していたバンドが次々にいなくなる中

元ザ・ジャムのポール・ウェラーの2020年の新譜が

「初登場全英1位」なんてニュースを見ると

大人音楽とか言いながらも嬉しくなる。

ポール・ウェラー、年取ってもカッコいい。

ロックンロール・スターのビジュアルはこうでなきゃ。

 

 

「カレン」ってクレーム・オバサンのこと?!

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バンクシーがコロナウィルスをテーマにした新作を

ロンドンの地下鉄車両に落書きした。

 

(その落書きの様子の動画を含むBBCニュース)

https://www.bbc.com/news/uk-england-london-53407715  

 

イギリスのコロナの状況は日本以上に悲惨で、

現在ロンドンから帰国中の私の友人もなかなか帰れずにいる。

バンクシーの絵もねずみがマスクしているように

ここにきてイギリス政府もようやくマスク着用を呼びかけているらしい。

木村正人さんという方のYahooニュースに詳しい。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200711-00187684/  

 

アメリカでもマスクをしていない客が入店を断られ

店員にクレーム入れたり物を壊して暴れたりという事件が

各地で起きていてSNSにいっぱいアップされている。

 

 

そこで使われている単語にびっくりしたのだが

そういう問題を起こす女性のことを「KAREN」と呼ぶらしい。

フロリダ・カレンとか、コストコ・カレンとか、複数だとカレンズみたいに。

 

5月にNYのセントラル・パークで犬にリード付けずに散歩していたことを

注意された女性が警察に「黒人に脅されている」と通報して問題になった

この彼女は「セントラル・パーク・カレン」だ。

 

 

男性の場合だと「KEN」というらしいが

「KAREN」ほど一般的ではないようだ。

このKARENについてはこの記事が詳しい

 

https://youtubemagazine.jp/archives/analyzing-the-karen-meme/ 

 

私らにはわからないスラングなのでスラング辞典を見ると・・

KAREN is a mocking slang term for an entitled, obnoxious, middle-aged white woman. 

Especially as featured in memes, KAREN is generally stereotyped as having a blonde bob haircut,

 asking to speak to retail and restaurant managers to voice complaints or make demands, 

and being a nagging, often divorced mother from Generation X.  

 

「ブロンドのボブヘアカットがステレオタイプ」ってのが笑える。

「ジェネレーションX」って1965~70年代生まれの人たちのこと。

 

それにしても、だ。

高校生の時にアメリカのTVドラマ「カレン」の

デビー・ワトソンにファンレターまで出した私としては寂しい限りだ。

その主題歌「カレン」ビーチボーイズ(1964年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=kSOQtyIQois 

シノラー(篠原ともえ)個展開催中

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タレントで衣装デザイナーの篠原ともえが現在、

初のギャラリー個展「SHIKAKU展」を開催している。

一斉を風靡したあの「シノラー」がこうして元気で良かった。  

 

https://www.wwdjapan.com/articles/1097624  

 

私は篠原ともえのデビュー前の記憶が鮮明にある。

1993年、新人発掘部門のSD時代に

「ちょっとそこまでオーディション」というオーディションをやった。

タレントを見つけるのが目的の、歌の審査はなく、面接のみ、

後は勝手に部屋で遊ばせておくだけというルーズで気楽なもの。

実は面接官のおじさんたちに合否の決定権はなくて、

真の審査員は楽屋などで彼女たちの世話をするお姉さんたちだった。

ニコニコしながら「普段の顔と姿と性格」を見ていた。

 

泊まり込みで行われた最終審査の結果、

グランプリは女優になった松尾れい子、

準グランプリが後にPUFFYの一人になる吉村由美

 

 

その最終審査会場に予選で落ちた篠原ともえはいなかった。

アイドルというタイプではないしバンドのヴォーカルの感じもない、

ただその存在感は、何だかよくわからないがひたすら強烈で、

今思えばまさに「栴檀は双葉より芳し」の中学3年生の篠原ともえだった。

なので、急がずにしばらくSDで面倒見ようということになった。

具体的にはヴォイストレーニングもしたけれど

学校が暇な時にSDのオフィスに来てビデオ見たりCD聴いたり

スタッフと一緒にライブを見に行ったりしていた。

 

1年経たないうちに運命的な出会いがあった。

小山さんと行っていたライブハウスで「騒いでいる」篠原を

ソニーの名プロデューサー石井さんが目に止めた。

 

「誰?あの子」

 

そこからトントン拍子(でもないんだけど)

キューンソニーから1995年石野卓球と一緒の「チャイム」でデビューし、

「くるくるミラクル」あたりから「シノラー」になる。

 

 

 

しばらく鳴りを潜めていたと思ったら

いきなり楚々とした美人になった篠原をテレビで見て驚いたものだ。 

 

 

結婚して現在は41才だそうだ。中3が41才だ。

そして今やデザイナーとして個展って、大したもんだ。

 

実は私の家にパネルにした篠原の写真がある。

そのオーディションの頃にSDが撮った写真だ。

とんでもない破顔に見るたびに心から癒やされた私が

パネルにしてしばらく会社の机に置いていたものだ。

デビュー前の写真だから個人情報にあたるはずでここには紹介できないが

ポップでも派手派手でもない天使のような女の子の笑顔がまだある。

 

では「くるくるミラクル」(1996年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=OWyyGSTYlc0  

 

ギャラリー個展「SHIKAKU展」は渋谷ヒカリエにて20日まで。

入場無料だがこういう時期なので予約要とのこと。

エレキ住職の歴史書

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何回かこのブログで紹介している

友人の佐々木雄三さん

大学の放送研究会の後輩であり、

元「ポリスターレコード」であり、

グループサウンズの評論家であり、ライターであり、

エレキギターの先生であり

小田原の曹洞宗「大雄山願成寺」の住職だ。

 

その佐々木さんから先日送っていただいた

「大雄山願成寺と町田村の人々」をようやく読み終えた。

 

 

小説と違って、郷土史とか由来書などの歴史書は

大体焦点を絞ったミクロで書かれているので、

人の名前や古い元号をそのまま読み飛ばすと

単なる資料になってしまってすぐに飽きる。  

だから度々検索し、その時代の背景を咀嚼し、 

自分なりに注釈を加えながら読んでいくので時間がかかる。

特に友人のルーツにかかわる本なので今回は丁寧に読ませて頂いた。

 

 

まず佐々木さんの「願成寺」は、応永三年の創建。

(ほら、早速出てきた聞いたこともない元号)

応永三年は1396年で、室町幕府の3代将軍の足利義満が

南北朝を統一した後あたり。

足利義満って金閣寺建てたり明と貿易したりと教科書に載ってる人。

足利尊氏の孫。

 

 

そんな昔に足利氏満なる人物が建てた寺だという。

いわゆる古刹ってヤツだ。

だけど、足利氏満ってのも知らないじゃん。

なのでwikiを見るのですわ。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E6%B0%8F%E6%BA%80 

 

この人も足利尊氏の孫で、第2代の鎌倉公方だって。

 

 

簡単に言えば、将軍は京都にいて親族が関東を仕切っていた時代。

鎌倉公方とか古河公方に分裂した関東管領の上杉がからんできて、

実はこの時代が日本史で一番わからない。

北条早雲が登場するまでの関東の歴史は色々入り混じって

本当に面倒くさい。人名も似てるし。

そういう面倒くさい時代に佐々木さんの願成寺はできたということだ。

 

創建以降の願成寺は何回も自然災害や乱に巻き込まれ

崩壊したり焼失したりしてその度に再建され

北条の時代と徳川の時代と維新を生き延びて現在に至っている。

その歴史は古文書にも残っていてこの本に詳しく書かれているが省略する。

 

そんな今から624年も昔にできた寺の住職が

自分の友人ってことがすごくないすか。

しかもその人はエレキの評論家って、それが面白くないすか。

 

そんな歴史ある寺の住職がかつて書いたコラムを紹介する。

1965年のフジテレビ「勝ち抜きエレキ合戦」のこと。

624年に比べればわずか55年前のできごとではあっても

よくこんなことを調べるものだ。

しかも私より一世代下の1957年生まれなのに。

 

https://segask.jp/article/detail/387  

 

もう一つ寺内タケシについての考察。

http://music-calendar.jp/2017011701

 

なので今日は願成寺佐々木住職にこれを贈ろう。

「レッツゴー運命」寺内タケシ(1967年)

このLP、ワタシ持ってます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=EusNsFS6LmI

 

2020年米上半期アーティスト売上げランキング

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このニュースのタイトルを見てちょっとビックリした私だった。

<2020年上半期、米国で一番アルバムを売ったロック・アーティストはビートルズ>

http://amass.jp/136854/  

 

アメリカのニールセン社の中間報告書による

今年1月から6月までのアルバムの

販売枚数&ダウンロード&ストリーミング回数の合計ランキングに基づく。

 

それによるとTop5アーティストはこうで

1 THE BEATLES 1.094 million 

2 QUEEN 768,000 

3 IMAGINE DRAGONS 593,000 

4 FLEETWOOD MAC 565,000 

5 METALLICA 551,000 

 

Top5アルバムはこうだ

1 QUEEN Greatest Hits (1) 448,000 

2 ELTON JOHN Diamonds 372,000 

3 CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL Chronicle, Vol. 1 299,000 

4 JOURNEY Greatest Hits 273,000 

5 FLEETWOOD MAC Rumours 265,000    

 

(なんじゃい、この古めかしい並びは!)と思ってよく見たらこういうことだった。

<2020年上半期、米国で一番アルバムを売ったロックアーティストはビートルズ>  

 

ニールセンのオリジナルの報告書を見てみる

 

https://static.billboard.com/files/2020/07/NielsenMID-YEAR-2020-us-1594300786.pdf 

 

ジャンル毎のランキングが発表されており

たとえばポップスのTop5アーティストは

1 BILLIE EILISH 1.676 million 

2 BTS 1.417 million 

3 TAYLOR SWIFT 1.328 million 

4 JUSTIN BIEBER 1.129 million 

5 HALSEY 1.009 million  

Top5アルバム

1 JUSTIN BIEBER Changes 854,000 

2 BILLIE EILISH When We All Fall Asleep, Where Do We Go? 798,000

3 HARRY STYLES Fine Line 749,000 

4 HALSEY Manic 736,000 

5 LADY GAGA Chromatica 538,000 

 

ヒップホップのTop5アーティストはケタ違いに大きい

1 DRAKE 2.460 million 

2 THE WEEKND 2.175 million 

3 LIL UZI VERT 1.966 million 

4 POST MALONE 1.886 million 

5 YOUNGBOY NEVER BROKE AGAIN 1.886 million  

Top5アルバム

1 LIL BABY My Turn 1.467 million 

2 THE WEEKND After Hours 1.423 million 

3 LIL UZI VERT Eternal Atake 1.374 million 

4 RODDY RICCH Please Excuse Me for Being Antisocial 1.352 million 

5 POST MALONE Hollywood’s Bleeding 1.140 million   

 

そして全部の音楽ジャンルの総合計ランキングTop10

TOP 10 ARTISTS BY TOTAL CONSUMPTION  

 

 

  

な~んだ、そういうことか。。

ちなみにジャンル別のシェアは

ヒップホップ 28.4%

ロック 19.3%

ポップ 13.3%

カントリー 8.0%

ラテン 4.4% だという。

 

コロナウイルスの影響の下でも市場は伸びているらしい

まあ、それにしても・・ではある。

 

ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ展

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ジョン・レノンとヨーコ・オノの展覧会が東京で開催される。

2020年10月9日より2021年1月11日まで、

題して“DOUBLE FANTASY -John & Yoko”

ソニーミュージック六本木ミュージアムにて 

 

https://doublefantasy.co.jp/ 

 

「ソニーミュージック六本木ミュージアム」って何じゃい?はさておき

この展覧会は、2018年5月から2019年11月まで

リバプール博物館で開催され70万人を動員したという。 

それが日本に来るのだからもう岡田了さん初め大変でしょう。

 

 

イギリス好きが集まった昨夜のリモート飲み会でも

このイベントの話に続いて、そう言えば・・と、

コロナウイルスのために途中で中断された

クラッシュのロンドン博物館「ロンドン・コーリング40周年記念展」を

日本に持って来れないかの話になった。

 

 

ボウイやストーンズやジョン&ヨーコの展覧会に比べれば

規模は極く極く小さいものらしいので

どなたか旗振りしてくれればやれるんじゃないかと。

私はもう持病持ちの老骨だから無理だけど。

 

 

時期は「日本のロンドンコーリング40周年」だとすれば今年、

でもそれはちょっと間に合わない。

「サンディニスタ40周年」なら2021年だけど

それじゃ趣旨が変わってしまうか。

来日40周年の2022年はどうだろう?

 

イメージする小屋としては都内のどこかライブハウス。

展示会と並行して毎晩3つのトリビュートバンドのライブ。

それで1週間。3✕7で21バンド、余裕でいるでしょう。

 

問題は「入場無料」というのがクラッシュ側の

絶対条件だと思うからそのへんをどうするかだな。

クラッシュで協賛会社なんてあり得ないか。

展覧会は無料でライブは有料にするとか?

来日していた時にジョーと個人的に接した人は多いはずなので

ファンのクラウドファンディングとか?

それと貴重なグッズ類を展示するスペースと

ライブステージのある小屋ってあるかなあ

Club Que,Garden,ERA,,,うーむ・・・

みたいにリモート飲み会が終わってもワインでいい感じに

酔っ払って妄想を飛ばしていたノリ・ノナカだった。

 

ま、それはともかく今日はやっぱ

「スターティング・オーバー」ジョン・レノン&ヨーコ・オノ(1980年)

プロデューサーはジャック・ダグラス

 

https://www.youtube.com/watch?v=pZCxyOcvp5A  

 

 

 


「ゆるしてくだサイモン&ガーファンクル」

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テレビの地上波は深夜までお笑い番組で溢れている。

 

世の中には「お笑い」を嫌いな人もいて

特に「ひな壇番組」は(くっだらねえ)と評判悪いのだが

私はフリートークで間髪入れずに

キレのいい機転の利いたトークが返せる芸人って

一般社会でも優秀な人物になっていただろうと思う。

「臨機応変」「当意即妙」なアドリブというのは

センスに加え状況判断など頭が良くないとできない。

 

私はコントでは東京03、サンドウィッチマンをYoutubeで観るし

大御所、中堅のボケだとダウンタウンの松っちゃん、千鳥の大語なんかで笑う。

 

 

今、若者に人気絶大という漫才コンビがいる。

「ぺこぱ」と「EXIT」

 

 

正直、高齢者の私にはこのへんの笑いがキャッチできない。

ただ、EXITの場合の

「よろたの~」「あざまる水産~」みたいな若者言葉じゃなく

彼ら独特のダジャレには、たまにやられる。

「間違いナイトプール、パシャパシャ!」は有名だし

「甘やかし杉田かおる」「ありえナイチンゲール」 

「頂きマチュピチュ」あたりまでは、まあわかるとして、

こんなのもある。

 

「ゆるしてくだサイモン&ガーファンクル」

「了解道中膝栗毛」

「生類わかりみの令」

「すみま千の利休」

「早すぎた玄白解体新書」

「ありが東方見聞録」 

 

こういうのを、テンポとゴロの良さで強引に笑わせている気がする。

私には受けるのだが、S&Gや杉田玄白や東方見聞録をファンは知ってるかな。 

 

友人のKくのさんが似たような方向性を持っていて

私が思う彼の生涯最高傑作ダジャレは「下手な鉄砲カズ宇都宮」だ。

「カズ宇都宮」は業界だけで有名な我々の友人だから

ほとんどの人がわからない、そこが身内受けで面白い。

 

で、昨夜はまたこのメンバーのリモート飲み会で大騒ぎ&身内受け大笑い。

「45年前の女子高生も今やリモートにハズキルーペは欠かせない」

 

 

政則さんが着ていたのがザ・タイガースの「ピー色Tシャツ」だったので

今日はこれにする

タイガースの解散コンサート(多分)で瞳みのるが歌った「ヘンリー8世君」

ハーマンズ・ハミッツ1965年の全米No1ヒット

これで腹を抱えて笑うことはないけど、笑える。

 

https://www.youtube.com/watch?v=QsBIREb5uMM  

 

お笑いはNK細胞を活性化させるというから

これからも苦笑でもいいから笑って毎日過ごしたい。

 

アナログLPは捨てられない

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ステイホームの影響で断舎離する人が増えたという。

うちも自転車やゴルフクラブを粗大ゴミに出した。

部屋に溢れているCDについては以前から少しづつ処分しているが

アナログのLPだけはどうしても手が付けられないままでいる。

 

 

アナログは今や世界的なブームで

米国では過去14~5年間伸び続け、CDの売上枚数を抜くと言われている。

(去年抜いたかな?詳しくは知らないが競っているのは確かだ)

もちろんシェアとしては定額制のサブスクリプショが圧倒的だが。

 

そんなブームも今年はコロナのせいで

レコード店もプレス工場も大きな影響を受け、

加えてラッカー盤の原料を製造する数少ない工場の火災もあって

3月~4月の売上は会社によっては75%~90%も減少していたという。

しかし、そのどん底からアナログ工場は立ち直り

5月以降は前年比80%くらいにまで盛り返してるようだ。

 

それが数字にも表われていて

先日のNielsenの2020年度上半期音楽ビジネス中間発表では

「フィジカルではアナログが急成長している」とされた

https://www.whathifi.com/news/us-vinyl-album-sales-celebrate-double-digit-growth-in-the-first-half-of-2020 

 

それによるとアメリカ上半期のCDの売上は対前年比で30.2%減

(デジタル・アルバムのダウンロード数も14.3%減)

それなのにアナログ・アルバムは11.2%の増を記録したと。

営業していなかった小売店が多かったはずだから

主として通販によるもののようだ。

こんな年にアナログだけが受けているという話はやっぱり嬉しい。

ブームは定着したと言えるかもしれない。

 

我が家のLPの在庫は元業界人としてはCDに比べて多い方ではないけれど

高校生の時に思い切って買ったLPから自分が担当したアーティストのアルバム

他社からもらったサンプル盤まで、全部が自分の写真アルバムみたいなものだから

ロック名盤はもとより一般に価値のなさそうなハイライト盤にまで愛着がある。

きっと最後まで断捨離なんてできないままだと思う。  

 

たとえばこんなヤツ。

ジャケットもまだできていないいわゆる白盤の

エイプリルフール「フローラル」、裕也さんのフラワーズ「チャレンジ」

そしてキングレコード1969年末の店頭演奏用ハイライト盤

 

 

高田恭子の「夜もバラのように」に私が☆印をつけている。

気に入っていたのかもしれない、記憶にない。

そもそも大学2年生が何故こんなものを入手していたのか、記憶にない。

 

今日はそのLP群からCBSソニー入社してすぐの発売だった

天地真理の2枚目のLP「小さな恋」(1972年)の

「ひとりじゃないの」を久しぶりにプレイヤーで聴くことにする。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ME1gUJrYn28  

 

8週間連続でオリコン1位のLPだった。

シカゴとこの天地真理がいたから入社試験を受けた私だから

捨てられるわけがない。

マスク事情

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私の場合は2月からずっと自主ロックダウン中のため

「Go Toトラベル」などまったく他人事なのだが

せめて経済には協力しようと昨日は「Go To 市内」してきた。

 

我が家で懸案となっているマットレスやふとんや枕を

いわゆる大型商業施設で試したりしながら

マスクしたまま上から下まで売り場をぐるぐる巡り

2日分の食品を買って徒歩での往復6000歩を歩いてきた。

久しぶりの軽い疲れで帰宅すると届いていたのは

「シャープ製マスク」

 

 

心当たりのない私に妻が実は応募していたと白状した。

1回応募すれば落ちても次からも自動的に抽選の対象となるらしい。

うちが当たった12回目となる7月15日のマスクの抽選結果は

86,000人分のマスクに対し応募総数は8,587,161人、

当選倍率は約100倍だったそうだ。

https://cocorolife.jp.sharp/mask/  

 

50枚入り2980円(税抜、送料別)と決して安いとは言えない

マスクを買う権利を得るための抽選が100倍!

当たっていながらこういうのも失礼だが、とても信じられない。

もし応募を知っていたら「やめとけば・・」と言っていたと思う。

 

ユニクロのマスク販売日には行列ができて

サーバーがパンクしたとニュースで見た。

 

https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/airism-mask/  

 

私にはこういう発想が欠片もないので

欲しけりゃ買えるようになってから買えばいいじゃんと

それこそ(ご苦労さまです)の他人事でどうでもいいことだ。

だって、昨日のスーパーにも山ほど不織布マスクありましたよ。

 

それよりこのところ

「不織布タイプの排水口用水切りフィルター」が 

100円ショップで手に入りにくくなっているのは

不織布を全部マスクに回したせいじゃないかと私は見ている。

 

 

海外はマスク着用文化がなかっただけに今回のコロナでも

当初はマスクに関して議論百出だったのが

最近は義務化する国が増えている。

 

日本のマスクは大体口元を覆うが

海外でマスクといえば仮面とか目元を隠すもののことを言い、

口元は出しているようだ。

 

 

「エスケープ」「ヒム」で有名な

ルパート・ホルムズ「マスク」(1980年)もたぶん仮面のことだろう

 

https://www.youtube.com/watch?v=Q3HY93L3dmg  

 

日本のヒーロにも口出しマスクの例外はあるけどね。

 

映画「ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~」

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この映画を観るためにNetflixに加入した。

Netflixのオリジナル作品だからここでしか見られない。

 

「ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~」

 

公式

https://www.netflix.com/jp/title/80244088  

予告編

https://www.youtube.com/watch?v=6fDRm4F-zkA 

 

よくあるコメディタッチの音楽映画だが

題材が「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」というところに猛烈に惹かれた。

「ユーロビジョン」を舞台として扱った映画って初めてじゃない?

 

 

「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」というのは

1956年以来続いている50ヶ国以上が参加する

ヨーロッパ最大のソング ・コンテストで

アバの「恋のウォータルー」(1974年)ばかりが代表曲として取り上げられるけど

私にとっては1964年のジリオラ・チンクェッティ「夢みる想い」と

翌1965年のフランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」が優勝した記憶が鮮やかな、

世界歌謡祭の100倍すごいコンテストだ。

 

 

この映画はその「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」への出場を夢見る

ちょっと年齢のいったアイスランドのデュオ「ファイア・サーガ」の物語。

実際は中止になった今年の65回目のユーロビジョンが

エディンバラで開催されるという設定で進行する。

 

(あらすじwikiより) 

ラースは若い頃から歌手になることを夢見てきたが、

その夢は周囲から理解されず、父親との仲違いの原因にすらなっていた。

そんなある日、ラースが率いるバンド、ファイア・サーガが

ユーロビジョン・ソング・コンテストのアイスランド代表に選出された。

ラースは夢を叶える最後のチャンスがやって来たと喜び、

長年の相棒、シグリットと共に会場へと乗り込んだ。

しかし、ヨーロッパの優れた才能が集う大会で見せ場を作るのは、

ラースの想像以上に難しいことであった。

 

 

という王道の物語なのでハズレはない。

音楽エンタテインメント映画として標準のレベルにある。

主演と製作と脚本がウィル・フェレル

それと私の大好きなレイチェル・マクアダムス

007のピアース・ブロスナンも味出している。

 

 

見どころは、本家がバックアップしている決勝のステージ。

コメディによくある泣かせの演出もあり、最大の売りはとにかく曲が良い!

レイチェルってこんなに歌うまいの?と思ったら

モリー・サンデーンという実際に何回かユーロビジョンにも

スウェーデン代表として出ている歌手らしい。

 

 

ただこの映画の最大の難点は何よりも邦題の「ユーロビジョン歌合戦」

邦題派を任じる私でも、これはないっしょーと思う。

そのまま「ソング・コンテスト」でしょう、担当者さん。

又、このタイプの映画で2時間というのは長いのと素材画像。

ポスターもそうなんだけど例えば曲のMVのイメージとはいえ、

こういうのは混乱するから使わないほうがいいのに。

 

 

こっちの画像でしょう!

 

 

最後に、残念ながらのレイチェル・マクアダムス。

今も綺麗だけどさすがに41才、こういうラブコメは苦しくなっている。

アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた2015年の

「スポットライト 世紀のスクープ」の延長に行くんだろうな。

 

 

ではユーロビジョン映画の中から秀逸な2曲を

「Double Trouble」

https://www.youtube.com/watch?v=7j9hseLiAys  

 

「Husavik(My Home Town)」

そのモリー・サンデーンとのミックス。

この映像も最高!是非御覧くださいまし

 

https://www.youtube.com/watch?v=BT9T0IrmYDs

 

さ、お金払った以上、これからNetflix見まくるぞ。

訃報 恵比寿「セイリン・シューズ」浪岡さん

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恵比寿の有名ミュージック・バー

「 Sailin' Shoes(セイリン・シューズ)」

浪岡淑朗さんが亡くなった。

1年半くらい前から病気療養中だった。

私よりずっと若い、まだ60代半ばなんじゃなかろうか。

 

浪岡さんは青山骨董通りにあった伝説のレコードショップ

「パイド・パイパー・ハウス」の元スタッフで、

歌謡曲からジャズまで幅広く何でも知っている方だった。

お店のお客さんには大物の業界関係者やミュージシャンが多かったので

私らはそのへんに失礼なきよう早めの時間に行っていた。

 

2015年のチャボさんのBS番組を手伝っている時に、

お店をロケで使わせてもらえないかと電話した。

快諾は頂いていたのに諸々の関係で実現できなかった。

思えばその電話が浪岡さんとの最後の会話になってしまった。

 

バーとしての「セイリン・シューズ」は今後も営業を続けるとのことなので

偲ぶ意味でも一度は訪れなければとは思うのだけれど

世の中がこんな状況ではそれもいつになるか。

 

今日は店名にもなっていたこの曲を聴こう。

セイリン・シューズ」リトル・フィート(1972年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=eN_SzObr1Ug 

 

しかし、今年は赤坂の「キング・ハーベスト」の平野さんも亡くなって、

なんだかなあ・・・

PUNKビール

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先日のリモート飲み会で伊藤政則さんが

水色の缶のビールを飲んでいたので「何?それ」と聞いたら、

"PUNK-IPA"っていうスコットランドのビール、うまいんだ、最近こればっか」と。

私は「メタルゴッドがパンク飲んでるのっておかしいけどそれいいな」

催促したわけではないが数日後にお届け物で頂いたので早速冷やして飲んでみた。

 

 

ちょっと柑橘系の香りが最初に鼻をくすぐりつつ

味はコクがあるのにキレっキレ。

確かにうまい、特にこの苦さがたまらなくいい!!

 

検索してみたら2007年にできた「ブリュードッグ」という会社の中核商品で 

売りは通常の40倍の量のホップを使用していることらしい。麦芽も2.5倍。

創業者ジェームズ・ワットのインタビューや会社のスローガンには

勇ましい言葉が並んでいる

 

 

「俺たちは下劣なクラフトビールメーカー」  

「俺たちはホップを信ずる」

くだらないものを吹き飛ばせ」  

「無秩序へ駆け出そう」

「世界を変えよう、まずはグラス1杯から」 

「これは革命だ、馬鹿なことをさせてくれ」  

 

「パンクがポップを吹き飛ばしたように、

英国のビール文化を粉砕しよう」の想いから

「パンクIPA」とネーミングしたのだという。 

若者らしいスローガンは暑苦しくても確かに苦くてうまい。

アルコール度数は5.6%

<PR動画>

https://www.youtube.com/watch?v=FFMOVOSvHq4  

 

イギリスのエールビールと言えば

「ロンドン・プライド」をすぐに思い出すし

イタリアにはその名も「ロックンロール」というビールがあるそうだ。

なんとコショウが入ってるって。意味がわからん。

しかもアルコール度数なんと7.5%。   

それとアンプのマーシャルも同じ「ロックンロール」という

ビールを出しているらしい。限定品なのかどうかは知らない。

 

 

そういえば政則さんだって自分のブランドのビールを出している。

これは商品なので晩酌用ではない??

 

 

今晩はまた別のリモート飲み会があるので

PUNKビールを自慢することにしよう。

 

頂きモノの夏

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今年は頂き物が多くて嬉しい(頂き物大好き)

 

つい最近も、PUNKビールだけでなく、うなぎ、スイカ、納豆が届いて。

特にうなぎ、現役時代には名店と呼ばれる店にも行ったものだが

恐らく今まで食した中でもここのは絶品と思う。

 

永田町の「星のうなぎ山の茶屋」

 日枝神社に隣接しているミシュランの星付き鰻屋で

門構えもいかにも由緒ありそう。

 

https://yamanocyaya.owst.jp/

 

ランチでも1万円するらしい。行ったことはないが

行ったことはなくとも頂いたこのお取り寄せがマジに旨い!

うなぎの質、焼き、タレ、最高!!感激。

うな重にして夫婦は「うまい」としか言葉なくほとんど無口で完食。

 

https://unagistar.jp/  

 

当たり前だけど同じ「うなぎ」でも

土用の丑の日のスーパーに並んでいたうなぎとは別モノで、

これ、何かの特別な記念日とかお祝いの贈り物にピッタリです、

誰にでも絶対に喜ばれる、オススメします。

 

スイカは大きいのを丸々もらったので急がないと。

雨の日はそういう気分になれなかったけど

今朝はそういう気分になれたので食後に頂きました。

 

 

難物は藁に入っている「納豆」でして・・

 

 

納豆を取り出すのが大変。

豆に触っていないのに

手をベタベタにしながら、藁をパラパラこぼしながら、

ようやく容器に納豆を入れても藁の後片付けがまた大変。

すぐにビニールの袋に収めないとニオイが・・。

でも食べたら旨いんですよ。

我が家の毎朝の発泡スチロールのにおかめに比べると濃厚。

でも懐かしいかと言えばうちの田舎は経木を使った三角形のだったし

藁がなんとも。もらって文句言ってちゃいけないか。

 

宅配便が来る度に「あれ?また頂きもの?」なんて期待してしまう

さもしい私であります。

 


フリートウッド・マック

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フリートウッド・マックのピーター・グリーンが亡くなった。73才だった。

 

 

フリートウッド・マックはイギリスのバンドで

ざっくり言えば第一期、二期、三期とあり、

ピーター・グリーンはその第一期の、

ブリティッシュ・ブルースバンドだった時代の中心メンバーとして

1967年から1971年まで在籍していた。

脱退の理由はドラッグ。

このアルバムのジャケットが当時強烈にインパクトあった。

  「英吉利の薔薇(1969年)」  

 

 

ピーターの後任に参加したのがボブ・ウェルチ(1971年~1974年)で

彼の加入によってブルース・バンドがポップなバンドに変貌したから

その時代が第二期と呼ばれている。

 

 

ボブ・ウェルチはソロになってからの「フレンチ・キッス」の方が有名かも。

 

2012年66歳でピストル自殺。

 

1974年にスティーヴィー・ニックスが加入してからを

なんとなく第三期と呼び

モンスター・アルバム「噂(1977年)」が生まれた。

 

 

私なんて、フリートウッド・マックと言えば

とにかくこの可愛いスティーヴィー・ニックスなのだが

田中京さんはピーター・グリーン時代だけを認めていて好きなんだそうだ。

 

又、ピーター・グリーン訃報のニュースの多くが

「ブラック・マジック・ウーマンの・・」と書いているので

私はジューダス・プリーストがカバーした

「グリーン・マナリシ」をオリジナルで聴くことにする。

 

「グリーンマナリシ」フリートウッド・マック(1970年)

 

https://www.youtube.com/watch?v=ZjOD8i-8uWY  

 

始まりは弘田三枝子だった

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最近は訃報が多すぎて

著名人の訃報にも滅多に心が動くことのない私も

昨日の弘田三枝子死去のニュースにはやられて

夜遅くまでベストアルバムを何回も聴いていた。

 

 

ビートルズが日本デビューする3~4年前のこと。

小学6年生から中学1年生の私に大きな影響を与えた一連の音楽があった。

漣健児訳詞による洋楽曲の日本語ポップス。

 

それが私の洋楽に足を踏み入れる一番最初のキッカケで

漣健児(=草野昌一)の日本語ポップスなかりせば、

ジーン・ピットニーもデル・シャノンもブライアン・ハイランドも

コニー・フランシスもヘレン・シャピロもリトル・ペギー・マーチも

知らずに通り過ぎていたかもしれないし、

草野さんはシンコー・ミュージックの専務で

ミュージックライフの初代編集長でもあったわけだから

私の洋楽人生も「日本洋楽」研究会のコンセプトも

全部「漣健児」からつながって続いていると言える。

 

そんな私なのでミュージックライフにモット・ザ・フープルで

原稿を書くことになった時、草野専務から「沖田豪」のペンネームを頂き

(あの漣健児から名前をもらっちゃった!)と

天にも昇る気持ちで帰社したのを覚えている。

そのくせその後の沖田豪は音楽専科に書くことが増えるんだけど。

 

漣健児の訳詞による歌には外国(=アメリカ)のニオイがした。

アメリカのTVドラマが吹き替えで日本語なのと同じように

アメリカの音楽が日本語であることに疑問はなかった。

その漣作品を歌っていた多くの日本人歌手の中で

特に私の記憶に強いのが飯田久彦と弘田三枝子だった。

 

弘田三枝子の「子供じゃないの」「悲しき片想い」「ヴァケイション」

「すてきな16才」「渚のデート」「悲しきハート」「リトル・ミス・ロンリー」

なんかを聴いて外国ってどんなところだろう?いつか行きたいと夢見ていたのが

裾野の長い赤城山の麓の、利根川のほとりの道を、

からっ風で鼻を赤くし、さすがに鼻水は垂らしていなかったけれど  

手にはあかぎれを作りながら中学校に通う私だった。

 

時は巡り、1980年代のアメリカ出張時(確かシカゴに向かう国内便で)

近くの座席に一人でいる弘田三枝子を見かけたことがある。

よっぽど(昔ファンでした)と声をかけようかと思ったりもしたが

さすがに「昔ファンでした」では失礼だからやめた。

 

全く面識のない弘田三枝子でも私にとっては大きな存在だった。

言ってしまえばブレンダ・リーより弘田三枝子だった。

昨日何回も聴いた弘田三枝子で好きなこの3曲

 

「悲しき片想い」(1961年)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=FaEpf77rIRE  

 

「カモン・ダンス」(1962年)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=qU7uMqiZHLA  

 

「シェーナ・シェーナ」(1962年)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=tVtMYO_59sk  

 

「梨泰院クラス」と「Netflix」

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Netflixに加入したのならこれは絶対に見なきゃ

と友人に言われたのが韓国ドラマの

「愛の不時着」「梨泰院クラス」  

でも映画は「パラサイト」は観てるけど

TVドラマは今まで一つも見たことないし「梨泰院」って読めないし、

そもそも韓国のドラマに興味ないしと思いながら

Netflixで「ユーロビジョン歌合戦」の次に観るものを探していたら

やたらにその2本の宣伝が入る。

つい勝手に始まる予告編を見てしまったのが運の尽きで

「梨泰院クラス」に完全にハマってしまった。

ヤバっ、、面白ぇや、これ、と。

 

https://www.netflix.com/jp/title/81193309  

 

日本でもとっくに人気らしいので今更だろうけど

簡単に言えば勧善懲悪で、弱者が強者に立ち向かうストーリー。

しっかり設定されたキャラクターが

わかりにくいカタカナ名前をカバーしている。

(私は主人公を「セロリ」「チョリソー」と覚えた)

もしかすると翻訳が上手いのか、セリフが刺さる。

1話に必ずNHKの歴史番組「英雄の選択」みたいな

「さて、ここでこいつはどうするか?」の問いかけがある。

 

そして最大の収穫というか驚きはそのチョリソーこと

チョ・イソ役をやったキム・ダミという女優の発見。

 

 

韓国の女優や歌手って

私には見分けがつかないほどみんな似て見えるんだけど

この女優さんの顔は一発で覚えた。

 

目の演技と表情の作り方がコケティッシュで上手いから

正直、決して美人顔とは言えないのにキュートで可愛い。

韓国女優のイメージを変える人かもしれない。

うちは夫婦揃ってすっかりこのチョリソーのファンになってしまった。

 

コロナウィルスの影響で有料の動画配信サービスが

ユーザー数を伸ばしているという。

GEM Standardというところの調査による動画配信サービスの推移。

 

https://www.gempartners.com/news/20200617/  

うちもこの流れに乗ってしまっているということだな。  

 

「梨泰院クラス」のオリジナルサウンドトラックは

キングレコードから8月26日に発売される。

 

https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICS-3945/ 

 

その中からユン・ミレという歌手の歌で「Say」

 

https://www.youtube.com/watch?v=uO_j23R18cM 

 

ところで「梨泰院クラス」は「イテウォン・クラス」と読む。

異次元の歌手ビリー・アイリッシュの新曲、本日発売

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ビリー・アイリッシュがつい先程、

今朝午前8時に新曲を発表した。

 

「my future」

 

https://www.universal-music.co.jp/billie-eilish/ 

 

007の映画「No Time To Die」の主題歌以来約半年ぶりの新曲で

コロナウイルスでLAがロックダウンされ外出自粛中の時に、

プロデューサーでもある兄と制作したという。 

 

ビリー・アイリッシュは今年のグラミー賞で18才にして

「最優秀レコード」「最優秀アルバム」「最優秀楽曲」

「最優秀新人」の主要4部門を完全制覇した。

 

 

アメリカの音楽にあまり興味のない私が

ましてや若い女性歌手に関しては情報にも疎い私が

珍しくこの女性シンガーソングライターには入れ込んでいる。

去年のゴールデンウィークに

「ビリー・アイリッシュがとんでもないと思う」で

「この子はやばいぞ。マジに。」と書いて以来ずっとだ。

https://ameblo.jp/nihonyogaku/entry-12459305019.html 

 

 

彼女のどこがどういいか、1年経ってもうまく説明できないんだけど

音楽はもちろん世界観やビジュアルも含めて

テイラー・スウィフトやアリアナ・グランデなどの人気歌手とは

全く違う次元にいる歌手ということはわかる。

今でも異次元のヤバい歌手って感じか・・。

将棋の藤井聡太以上かもと書いておこうかな、将棋よくわからんけど。

 

その新曲「my future」のMV 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Dm9Zf1WYQ_A

大相撲、復活した二人

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スポーツニュースが盛り上がらない今年だが

野球もサッカーも大相撲も観客制限しながら始まり

高校野球は日野高校が今朝10時から国士舘とやっている。

プロ野球は大谷君がバッターとしては2試合連続ホームランでも

ピッチャーとしては一死も取れずにKOされている。

 

私の好きな大相撲も、横綱2人と大関1人が休場したから

普通ならTV中継を観る気にもならないはずなのだが

今場所はどん底から這い上がってきた

2人のお相撲さんを注目していてその活躍で満足している。

 

まずは、元大関が怪我と病気で引退まで考えながらも

全体の番付の下から二番目の序二段まで落ち

そこから復活して今日明日で幕内優勝を狙う照ノ富士

今朝のスポーツ紙の1面は彼だろう。

 

 

もう一人が、私の大好きな金太郎みたいな宇良

 

 

小さいのに大型力士を倒す今の炎鵬のように人気があった。

3年前の2017年にトントン拍子に幕内に上がってきて

前頭4枚目の時には横綱日馬富士を破るなど前途洋々だった。

その初金星を上げて涙の宇良

 

https://www.youtube.com/watch?v=vKcNLxH8s28 

 

だが翌場所に右膝前十字靭帯損傷と左膝半月板損傷という両足の大怪我を負い

1年以上休場している間に三段目にまで落ちてしまった。

 

 

復活した2018年の11月には三段目で全勝優勝、

2019年1月にもし好成績なら十両に復帰できるかくらいにまで戻っていた。

 

が、そこでまた何という不運か、

まるで山中鹿之介の「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」のように

2度目の「右膝前十字靭帯損傷」を負った宇良は

序二段106枚目という照ノ富士が味わったよりもっとずっと下まで転落した。

もう後ろがない世界だ。

 

二度目の復活というか復讐が始まったのが去年の11月場所で

そこから「6勝1敗」「7勝(優勝)」「7勝(優勝)」と来て

今場所は十両の下の幕下19枚目まで戻ってきていた。

そして結果が6勝1敗の好成績。

今度の9月場所では十両復帰が狙える番付にまで戻るはずだ。

昨日のスポーツ紙にそんな宇良のニュースがあった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/424668cda16e52e42da6eef738ed26db1d08ccea  

 

宇良は学生時代からサーカス相撲で「居反りの宇良」と呼ばれていた。

すごいその技で決めた2011年当時の動画がある。

左のガリガリで小さいのが当時の宇良だ。

この映像、本当に凄いすよ。

まるで大人と子供、炎鵬vs碧山より差がありそう。

これじゃ怪我もするわなー。

でも宇良、好き。

 

https://www.youtube.com/watch?v=6Weu5JiX0FM

 

 

足のサポーターも仕方ないだろう。

近いうちにこの宇良と炎鵬の対戦が見たい。

 

ついでに書いておくと、

稀勢の里(現在は荒磯親方)の解説は上手い。 

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