田村新吾さんは不思議な人だ。
5年ほど前に某短大での講義を依頼された時から
田村さんとは年に1~2度ランチしている。
そのたびに色々な人を紹介してくれる。
スタジオとかイベントとかIT関連などの会社経営者から
プロ・ミュージシャン志望の若者までその幅は広い。
今回紹介されたのはクラシックとジャズのマネージメントの人と
演劇の主催をしている人の2人。
Facebookつながりでもなさそうなのでどこで知り合うのか
とにかく人脈が豊富すぎるのだ。
とにかく人脈が豊富すぎるのだ。
田村さんは私より2歳上、
早稲田の理工学部でロボット工学を学びソニーに入社、
音響機器やIT機器、AIBOなどに携わり、
早稲田の理工学部でロボット工学を学びソニーに入社、
音響機器やIT機器、AIBOなどに携わり、
38年間を勤め上げて2006年に退社。
今は執筆業、経営塾、大学の講師などをされている。
尊敬する人物は、
宮本武蔵、沢庵、一休、二宮尊徳、渋沢栄一、鮎川義介。
宮本武蔵、沢庵、一休、二宮尊徳、渋沢栄一、鮎川義介。
しかし本当は誰より井深大だということを私は知っている。
原辰徳の「巨人愛」と同じくらい
田村さんの「ソニー愛」は強い。
田村さんの「ソニー愛」は強い。
ソニーについて語り始めると止まらない。
理科系のくせしてよくしゃべるのだ。
私は時々イジワルして話の腰を折る。
私は時々イジワルして話の腰を折る。
その田村さんが新しく本を出した。
題して
「二宮尊徳と創造経営」
帰り道に早速購入。
いわゆるビジネス書。
二宮尊徳だけでは終わらないだろうとは予想していたが
案の定、二宮尊徳を全面に押し出しつつのソニー礼賛の書だ。
と言うか、井深&盛田ソニーへの賛美、称賛、礼拝、崇拝。
申し訳ないけど
一企業を盲目的にここまで愛す心情が私には理解できない。
そこまでソニーを愛せる田村さんは幸せな人かもしれない。
田村さんは今日もまた、学生からリタイアした老人にまで
偉大なる井深さんの話を熱く語っていることだろう。