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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」

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伝記映画には限界があって、
盛り上げるために史実にないことを描くわけにはいかない
有名なエピソードだけ繋いだら
ドキュメンタリー番組みたいになってしまう。
そのへんのさじ加減が難しい。

それでもこの映画、
主役がハマっているかどうかのポイントも含め
かなり良い。
何より当たり前だけど音楽が良い。

まったくジェームス・ブラウンのことを知らない人が観ても
充分に楽しんで帰れる。
歌詞がわからなくてもノリとグルーブはわかるから
普段J-Popしか聴かない若者にも観て欲しいなあと。

「ジェームス・ブラウン最高の魂を持つ男」

レコード会社の社長がレコーディングを見て
「あれは歌じゃない。Please Pleaseしか言ってない」と反対する。
革命を起こす人は守旧派に反対されるものなのだ。

「ギターもトランペットもサックスも、楽器は全部ドラムだ!」
なんて、ジェームス・ブラウンが言うと説得力ある。

ライブの最後に燃え尽きてステージで崩れ落ち、
マントをかけられそでに連れて行かれそうになると
「いや、まだやる!」とマントを脱いで又歌い始める。
それを何回もやる有名なパフォーマンスのマント・ショウ。

銃は撃つわ、刑務所には入るわ、バンドにギャラ払わないわ、
女は好きだわ、「ゲロッパ」「ゲロッパ」と、
死ぬまで一般的な歌手とは次元の異なる世界を生きた
大スターソウルシンガーの伝記音楽映画。
今年ヒットしている映画「セッション」よりずっといい。


エド・サリバン・ショウでの「アイフィールグッド」
これは映画じゃなくて1966年の本人。



マイケル・ジャクソンのステップの原型が見てとれるようだ。
是非映画館に行こう。

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