サッカーのワールドカップはアメリカ中心じゃないからいい。
なんでもかんでもアメリカじゃ面白くない。
音楽もアメリカだけじゃ味気ないものだ。
70年代&80年代、
年に一度、40数ヶ国のCBSのスタッフが集まり
リゾートホテルを借り切って行われる
<CBSコンベンション>という企業内イベントがあった。
これからどんな強力新譜や新人が出るのか
各国の業績はどうか、共有して抱える問題は何か、
などがプレゼンされるのだが、会議英語のわからん私は
楽しみは新譜情報とライブプレゼンとポロシャツなどのグッズと
休日のアクティビティだけで、ほとんど慰安旅行だった。
他の国でも英語に弱いスタッフは似たようなもので
特に南米の連中とは「非英語」ですぐに仲良くなれた。
休日のゴルフを一緒に回った彼にはその日以来なつかれ
「アミーゴ」「アミーゴ」といつも私と田中章さんの後をついてきた。
私なんかよりも英語のできない彼とは身振り手振りで話した。
私なんかよりも英語のできない彼とは身振り手振りで話した。
(章さん、あれはどこの誰だったっけ?)
マイアミのコンベンションにはひと際目立つ美女がいた。
彼女はコロンビアの渉外担当だった。
その頃のコロンビアはメデジン・カルテルが有名な、
とてもじゃないが治安が良いとは言えない
それでも美人が多い国というのは知っていたから、
ドメスティックのレコード録音のクオリティは高くなくても
日本発売の興味があると彼女に接近して話した。
(渉外の彼女が美人だったからではなく)
完璧な英語に圧倒されながら一生懸命説明した。
「あなたたちの国の音楽は日本で可能性がある」
「美人で歌とダンスのうまい新人女性歌手が欲しい」
「プロモーションのタイトルはもう決めてある」
≪Columbia Rose≫
笑いごとじゃなくて本当の話。
でもこのプロジェクトは実現しなかった。
てなことを、ワールドカップC組の1位で、
決勝トーナメントでブラジルに負けたコロンビアの
美女サポーター群を見ながら思い出してた私だった。
決勝トーナメントでブラジルに負けたコロンビアの
美女サポーター群を見ながら思い出してた私だった。
「アミーゴ」の写真も探せばどこかにあるんだけど
面倒くさいんでハメス・ロドリゲスの写真でも貼っておこう。
面倒くさいんでハメス・ロドリゲスの写真でも貼っておこう。
ついでに言うと
今回日本とコロンビアと同じC組だったギリシャ。
今回日本とコロンビアと同じC組だったギリシャ。
ギリシャの音楽にも興味があった私はEPICの最終年に
ギリシャCBSへの出張申請を出し現地アポまで取っておきながら
人事異動で出張を取り止めたことも思い出した。
「世界の音楽を日本へ」「日本の音楽を世界へ」
慰安みたいな出張しながらも真面目に真剣に考えていた。
結局GIオレンジやらメロンやらGaijin A GoGoだから
結果を出したとは言えないが私のワールドカップだ。
SDではSONY協賛のアジア各国オーディション、
ブラジル大使館の後援で在日ブラジル人オーディション、
スーパー・ジャンキー・モンキーも同じ夢。
アメリカから指示される仕事じゃ面白くなかったんだな。
今から思えば我ながらよくトライした。
でも売れなかったから自分だけでこっそり自分に「グッジョブ!」
結局GIオレンジやらメロンやらGaijin A GoGoだから
結果を出したとは言えないが私のワールドカップだ。
SDではSONY協賛のアジア各国オーディション、
ブラジル大使館の後援で在日ブラジル人オーディション、
スーパー・ジャンキー・モンキーも同じ夢。
アメリカから指示される仕事じゃ面白くなかったんだな。
今から思えば我ながらよくトライした。
でも売れなかったから自分だけでこっそり自分に「グッジョブ!」