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Channel: レッツゴー!元日本洋楽研究会
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<日本洋楽>とは

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高橋裕二さんの日本洋楽ヒットは多国籍だ。

オリコン1位の「霧の中の二人」のマッシュマッカーンはカナダ出身
(2位の西貝さん宣伝担当のショッキング・ブルーはオランダ)

「木枯らしの少女」のビヨルン&ベニーは後のABBAなのでスウェーデン
(She's My Kind Of Girl)


「落ち葉のコンチェルト」のアルバート・ハモンドは確かスペイン
(For The Peace Of All Mankind)


さらに約10年後の裕二さんの代表プロジェクトとなる
「哀愁のカサブランカ」バーティ・ヒギンズはゲーテの子孫だからドイツ


「アイ・ライク・ショパン」のガゼボはイタリア


洋楽は色々な国のアーティストを仕掛けられるから面白い

裕二さんの多国籍アーティスト以外の「仕掛け」は
70年代前半のフィラデルフィア・インターナショナル・レーベルにある
ディスコブームに乗ったちょっとオシャレなソウルミュージックで
オージェイズやハロルド・メルビンとブルーノーツ、ビリー・ポール、
それと、「ソウルトレイン」のMFSBなどがいた。

中でも日本で一番有名なのはスリー・ディグリーズで、
「荒野のならず者」や「天使のささやき」が代表的なヒット曲だが
裕二さんは「にがい涙」で仕掛けた。
これは安井かずみ作詞、筒美京平作曲。
もう一曲「ミッドナイト・トレイン」は松本隆作詞、細野晴臣作曲。

裕二さんに典型的に見られる洋楽の仕掛け、
ビヨルンとベニーに森田公一作曲の「初恋の街」を歌わせたり、
「哀愁のカサブランカ」や「アイ・ライク・ショパン」が
日本語のカバーでヒットしたりと、つまり、一昨日から書いてる
<日本洋楽>ってのは<外国文化のローカル化(日本化)>
ってことなんですよ。


フィラデルフィア・インターナショナル40周年記念ボックス、
なんとCD20枚組が5月に発売になっている。



http://www.sonymusic.co.jp/artist/legacyrecordings/info/440201


ここにはきっとスリー・ディグリーズの「にがい涙」と
「ミッドナイトトレイン」は入ってないと思う。
何故ならそれは<日本洋楽>だから。

とくればここは当然「にがい涙」だな



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