NHKの朝のテレビ小説は去年の「あまちゃん」から
「ごちそうさん」も「花子とアン」も何となく今も惰性で見ている。
毎朝あっという間に始まってあっという間に終わる。
スマホと同じ手軽で毒にも薬にもならない。
NHKでも大河ドラマの方は何もかも大げさなうえに
「赤毛のアン」の訳者、村岡花子の半生の物語その中に
主人公より本当はずっと有名な人物が出ている。
仲間由紀恵が演じる花子の友人、葉山蓮子
そのモデルとなったのは「白蓮」という歌人で
本名「柳原燁子(あきこ)」
この美人歌人が日本中を驚かせた「白蓮事件」を引き起こす。
九州の炭鉱王との再婚&政略結婚を10年続けた後
社会運動をしていた7歳年下の東大生と恋におち、
新聞に夫への公開絶縁状を発表し、駆け落ちしてしまう。
実家に幽閉までされた後に遂にその男性と添い遂げるのだが
その男の父親の名はあの宮崎滔天
(孫文を支えて辛亥革命を支援した日本の革命家)
この後は白蓮も極貧生活を味わったそうだ。
まあ壮絶な人生を送った女性だったわけで
ハナよりこの人を主役にしてもいいくらいだ。
現実に「麗人」という映画になっている。
でも少なくとも朝8時のドラマには毒すぎるかもしれない。
でも少なくとも朝8時のドラマには毒すぎるかもしれない。