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スーツケース破壊さる!

メキシコのカンクン近くのコスメル島に入港しました。
気候がガラッと変わりました。
湿気がなく海の色がコバルトブルーに変化しています。
入港の際に、2年前に乗ったクルーズ船
「ノルゥエイジャン・エピック」が停泊しているのを発見、
うちの夫婦だけが感動していました。

下船しフェリーとバスを乗り継いでツアー唯一の観光
マヤ文明の<トゥルム遺跡>の見学日なのですが
実は私の最大の目的は観光ではなくて
プラヤ・デル・カルメンという町で
≪スーツケースを買うこと≫でした。
飛行機の乗り換えで新品のスーツケースが壊れたのです。

車輪が壊れて取れ穴が開き、ボディにはヒビが入り、
次の運搬ではバラバラになりそうにです。
(どんなに高くてもいい、逆にセコくてもいい)
の気持ちで大急ぎで店を回るのが目的です。

ブランドのお店の1店だけに小ぶりのスーツケースが
眼の玉飛び出そうなほどの値段で飾られていました。
(あれだと2個必要・・・10万円越えはいくら何でも高すぎ)

究極の選択をする前に大きな土産物屋の2階を見ました。
隅の方に大きな古いソフトスーツケースが4個ありました。
アメリカンツーリスターなんだけど
まだ2輪でたぶん10年前くらいのモデルと思われます。
何よりも表面が色あせて全体埃まみれ
こんなもの売っていいのかという代物。

だけど成田までなんだからいい、これでいい!
いくらだ?130ドル?
心配して付いてきてくれた添乗員さんがスペイン語で値切り
100ドルをさらに値切るのを「時間ないしもういいです」と手を打って
観光地帰りのフェリーに古ぼけたスーツケースを持ち込んだのでした。

到着地に着かないことや傷が付いたりはよく見たけれど
<割れる><壊れる>というのは初体験でした。
帰ったら保険会社に連絡します。
最近の薄いプラスチックにジッパー型の
スーツケースを買われた方は充分にご注意を。

観光など気もそぞろな日でしたが
コスメル島は世界有数のダイビングスポットなのだそうです。

船は今夜も不夜城状態です。
私もスーツケース問題が片付いて
安心して今夜はバーをハシゴです。 
ロンドンパブもあるんですよ。






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