洋楽も邦楽もカバー・アルバムが実に多い。
昔の楽曲でもいい曲が残っていくのは喜ばしいのだけど
曲のアイデアが出尽くしているんじゃないんだろうかと
少し心配になったりもする。
それでもまさかと思うようなアーティストが
まさかの選曲をしてくれたりすると嬉しくなる。
ブルース・スプリングスティーンが
2年ぶり21枚目に発表したニューアルバムは
珍しいことにカバーアルバムで、今日発売だ。
『オンリー・ザ・ストロング・
https://www.sonymusic.co.jp/
ボブ・ディランも以前カバーアルバム出していたが
ブルースは影響を受けたソウルミュージックにこだわったという。
本人がいうにはこういうことらしい。
「ただ歌うだけのアルバムを作りたかったんだ。
素晴らしい音楽なんてあるだろうか?
アイスマン・ジェリー・バトラー、ダイアナ・ロス、
スコット・ウォーカーなど、多くの人からインスピレーションを得たんだ」
《収録曲》
1.Only the Strong Survive | オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ
2.Soul Days feat. Sam Moore | ソウル・デイズ feat. サム・ムーア
3.Nightshift | ナイトシフト
4.Do I Love You (Indeed I Do) | ドゥ・アイ・ラヴ・ユー
5.The Sun Ain’t Gonna Shine Anymore | 太陽はもう輝かない
6.Turn Back the Hands of Time | ターン・バック・ザ・ハンズ・オブ・タイム
7.When She Was My Girl | ホエン・シー・ワズ・マイ・ガール
8.Hey, Western Union Man | ウェスタン・ユニオン・マン
9.I Wish It Would Rain | 雨に願いを
10.Don’t Play That Song | ドント・プレイ・ザット・ソング
11.Any Other Way | エニィ・アザー・ウェイ
12.I Forgot to Be Your Lover feat. Sam Moore | 愛を忘れて feat. サム・ムーア
13.7 Rooms of Gloom | セヴン・ルームズ・オブ・グルーム
14.What Becomes of the Brokenhearted | ホワット・ビカムズ・オブ・ザ・ブロークン・ハーティッド
15.Someday We’ll Be Together | またいつの日にか
テンプテーションズやシュープリームスなどの曲を取り上げても
アメリカでヒットしていて私の知らない曲が多い。
でも気張ってる歌唱法は完全にブルース節なのでラクに聴ける。
このアルバムの中では個人的にはやっぱりウォーカーブラザーズのカバーの
「太陽はもう輝かない」にとどめを刺す。
正確に言うならこの曲は元フォーシーズンズで
「
カバーのカバーってとこになるかもしれない。
すぐこういう話になってしまうのだが
ウォーカーブラザーズって、ミュージックライフ誌が
手の届きにくくなってしまったビートルズの次のアイドルとして
大プッシュしたグループだった。
1968年の武道館公演は外国人アーティストではビートルズの次
ちなみにこの来日の大阪公演が「イン・ジャパン」
知らんかった。
「太陽はもう輝かない」の他にも「ダンス天国」や
「孤独の太陽」がヒットしてた。
スコット・ウォーカーの低音はブルースに通じるところもあるので
ブルース・バージョンも違和感なく聴ける。
歌い上げがちょっと足らないか?
「太陽はもう輝かない」ブルース・スプリングスティーン
https://www.youtube.com/watch?
スコット・ウォーカーは2019年に76才で死去。
ブルース・スプリングスティーンは現在73才、元気だ。
ちなみに、の話で、、
ブルース・
これはこの年、全米で最も収入をあげたミュージシャンなのだそ
理由はカタログ音源の売却が主だという。