今では死語となっている言葉に「カウチポテト」というのがある。
ジャガイモのようにソファに寝転がって
テレビやビデオを見ながら一日を過ごす人のことを指す。
決して前向きな場面で使われることはない。
私の友人たちは高齢になった今もなお、
趣味というか遊びというか冒険というか、
ワクワクするような楽しいトライをし続けている人が多いから
知っている限りカウチポテトな人はいない。
そういう彼らの情報は聞くたびにここで紹介してきた。
今年の3月に70才の誕生日を迎えた嶋田さんが
先日3枚目のアルバムを発表した。
嶋田さんは元SMA(ソニー・ミュージック・アーティスト)。
その昔、ユーミンの初代マネージャーだった。
渡辺真知子さんのマネージャーでもあった。
プロ野球パ・リーグの公式連盟歌
「白いボールのファンタジー」の作詩家でもあった。
そんな嶋田さんのニューアルバムのタイトルは「50years」
自分の年令が50才ということではなくて、本人の弁によれば
「20歳の時に吉田拓郎さんの深夜放送で
即興で曲を作ったりしているのにインスパイアされて
SSW風の曲を作り始めて丁度50年になるので、
(註:SSW=シンガーソングライター)
これまでに作った作品の中から自選で
学生時代・社会人時代・リタイヤ後各3曲ずつに
各時代の事を歌った新曲を3曲加えた
全12曲のアルバムになっています」・・・とのこと。
コロナで外出の自粛が始まった2020年5月に
余暇を使って作詞作曲をしてファースト・アルバムを、
同じ年の12月にセカンド・アルバムをYoutubeに発表した。
そういうことを思いついて実際にやっちゃう行動力が素晴らしい。
できあがった今回の1年半ぶりのアルバムも前作までと同じく
音楽は打ち込みでボーカルはボーカロイド(=合成音声)だから
このタイプの音楽を聴き慣れない人には最初は違和感があるかもだ
全2作と比べるとポップでどこか懐かしい感じに仕上がっている。
本人が言うように学生時代に作った甘い恋愛ソングから
高齢になった現在の新曲まで並んでいるので
いわば嶋田さんの半生のベスト・オブだ。
嶋田さんは若い頃は「Chappy」と呼ばれていたというから
アルバムタイトルは「50 Years~Best Of Chappy」がふさわしいかもしれない。
「64-73」
「青春ノートⅣ」
「夢と愛」
「君はどこかに」
「あの娘は遠くに」
「北国の演奏旅行」
「夙川まで」
「KAZE」
「俺はフォークの残党」
「憧れのバンジョーボーイ」
「風に舞い散る」
「(In The)Frow Of Life」
http://home.catv.ne.jp/dd/
体調のせいでカウチポテト生活を甘んじて受け入れなければいけな
こういう話が羨ましくもあり、同時にポジティブな気分をもらっている。
もし自分が自由に外出して行動できるならばまだまだやりたいことは山ほ
現実は多くの制限の中で楽しいことを見つけていくしかない
それでも基本はもっと遊びたい。死ぬまで遊びたい。
その嶋田さんのアルバムから1曲目の
「64-73」Chappy
青春してる嶋田さんがいる。